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総-4参考1-1○在宅自己注射について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00186.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第545回 5/17)《厚生労働省》
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2022 年 11 月 18 日

厚生労働大臣 加藤 勝信 民
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一般社団法人 日本小児アレルギー学林

理事長 吉原
ネモリズマブの在宅医療における自己注射保険適用の要望書

アトピー性皮膚炎は、乳児天あるいは幼児期から発症する患者が多く、小児期までに定
解することもある一方、寛解することなく再発を繰り返し、成人まで持続することがあり
ます。主な症状はそう義のある混疹を主病変とする慢性の皮膚疾患であり、皮膚疾患の中
でもゃ皿者の QOL を大きく損なう疾患の 1 つです。アトピー性皮膚炎の愚者は、義みに対
して過敏であり、更には情動と相関して無意識的に起こる播破行動が定期的に長時間繰り
返されています。 持続的な描破は、皮膚疾の悪化や苦癖化、義疹結節等の慢性的な経過の
要因となります。青年期において、持続する痺みは瞳眠障害や集中力の低下をもたらし学
力の低下、うつなど精神的負担から対人関係へ影響するなど加者、家族の大きな疾病負荷
となっています。
ネネモリズマブ (遺伝子組換え) 製剤は、そう義を誘発する主なサイトカインであるイン
ターロイキン831 (IL-81) の受容体 (和L-31RA) に対して高い特異性及び親和性で結合す
る遺伝子組換えヒト化抗ヒト L-31RA モノクローナル抗体です。了臨床成績からアトピー性
皮膚炎のそう塗、皮膚症状に対する高い有効性と良好な安全性プロファイルを有すること
が示唆されており、2022 年8月にTL-81 によるシグナル伝達を阻害する新規作用機護の
薬剤として、「アトピー性度虜炎に伴うそう疾 (既存治療で効果不十分な場合に限る)」の
効能・効果で承認されました。

本剤は自己注射可能なデュアルチャンバーシリンジ (凍結乾燥製剤と注射用水が一体と
なったプレフィルドシリンジ) であり、4週聞に 1 回の皮下投与が必要です。

しかし、アトピー性友磨火に伴うそう閉に対する本剤の効果を持続させるためには定期
的かつ長期的な継続投与が必要となります。また、専門医による診察及び生物学的製剤に
よる治療を受ける事が可能な施設数には限りがあり、遠方から受診 している恵者も多くい
ます。特に青年期は、学業やクラブ活動等、社会生活における活動性が高く、短い受診間
隔で受診することが困難な年代です。

中春期以降のアトピー性皮膚炎の特徴として、 顔面、頸部、胸部、背部など上半身に放
疹が強い傾向がみられ、皮疹が顔面から頸部に顕著である顔面型や, 癒塗の強い丘疹が体
幹、四肢に多発する洋疹型の皮疹を呈する場合、全身に拡大して紅皮症にいたる重症例も
あります。 症状の悪化因子として、夏季の紫外線や汗、冬季における乾燥など様々な因子

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