２．対策は効果のあるものに重点を置くべき
 少子化対策が待ったなしの瀬戸際であり、対策を急ぐとの認識も共有
している。ただし、効果を定量的に評価できるものに絞り、プライ
オリティをつけて実施すべきである。その点、所得制限の撤廃による
高所得者への現金給付は、所得の再分配の視点からも、理解・納得度
の高い施策とは思われない。
 こども特例公債の発行は、将来世代に債務だけが残ることのないよう、
これで賄う対策の不断の検証・見直しとともに、できるだけ短期償還
にて実施することを明示すべきである。
以

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上