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参考資料5_「がん研究10か年戦略」の推進に関する報告書(中間評価) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33521.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第11回 6/9)《厚生労働省》
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もに、国内発の新規薬剤開発の研究を推進すべきである。なお、推進に当た
り、関連学会においても臨床試験等を戦略的に進めるべきである。また、小
児・AYA世代における薬剤開発を加速させるため、成人における薬剤開発
と同時に、小児・AYA世代における薬剤開発を進める研究の支援を行う等
の工夫をすべきである。
● 今後、より効率的にがん治療法を開発するため、ゲノム情報等を利活用し、
患者の層別化を進める研究を推進すべきある。


罹患率の高いがん種においても希少フラクションが見つかり、患者の細分
化が進むと考えられるため、臓器ごとのアンブレラ型臨床研究や、バスケッ
ト型臨床試験のようながん種によらず原因遺伝子に着目した研究も推進すべ
きである。



免疫療法について、より有効と考えられる患者を絞り込み、無用な副作用
を回避できるように、治療の効果予測・効果判定に係るバイオマーカーの研
究を推進すべきである。また、新たな免疫療法の開発として、多剤との併用
療法等による免疫疲弊の除去やT細胞受容体遺伝子の改変技術等の利用した
細胞療法に関する研究等を推進すべきである。

(3)患者に優しい新規医療技術開発に関する研究
「患者に優しい医療技術」として、現在早期発見が困難なことにより難治性
となっているがんの早期発見や、患者にとってより負担の少ない低侵襲治療等
の開発を目指してきた。これまでに、低侵襲かつ精密な呼吸器外科治療の実現
に資する、気管支鏡下にがんがある場所に目印をつける手技や、治療に伴う合
併症リスクの低減を実現する高精度かつ短時間での治療が可能な放射線照射方
法の開発、従来の CT、MRI、FDG-PET 検査では難しかった脳腫瘍における放射
線治療後の再発診断技術の開発や、神経膠腫の生検部位や手術範囲の決定に役
立つ画像診断技術の開発等の成果が得られた。がんの治療成績が向上している
今、「がんとの共生」の観点から、治療中及び治療後中長期の QOL を意識した
治療法の開発が重要となる。
これを実現するためには、現在 AMED でも進めている「異分野融合」を進
め、日本全体のサイエンスを結集させることで、技術開発を実現していく必要
がある。
以上を踏まえ、戦略の後半期間に支援していくべき研究の方向性は以下のとお
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