2

健康・福祉

イ

健康寿命は延伸し、平均寿命と比較しても
延びが大きい

（1）健康
ア

健康上の問題で日常生活に制限のない期間

65 歳以上の者の新体力テストの合計点は
向上傾向

（健康寿命）は、令和元年時点で男性が 72.68
年、女性が 75.38 年となっており、それぞれ平

令和3年度の 65～69 歳、70～74 歳及び 75～

成 22 年と比べて延びている（平成 22 年→令和

79 歳の男女の新体力テスト（握力、上体起こ

元年：男性 2.26 年、女性 1.76 年）。さらに、同

し、長座体前屈、開眼片足立ち、10m 障害物歩

期間における健康寿命の延びは、平均寿命の延

行、6分間歩行）の合計点は、それぞれ平成

び（平成 22 年→令和元年：男性 1.86 年、女性

15 年以降横ばいまたは向上傾向を示している

1.15 年）を上回っている（図1－2－2－2）
。

（図1－2－2－1）。

図1－2－2－1

新体力テストの合計点

（点）
44.0

男性
40.3

39.0

34.0

36.6

32.8

40.8

36.9

33.3

41.3

42.3

42.1

39.0

39.0

39.4

35.0

35.4

35.8

41.5

37.7

41.4
38.9
35.3

33.9

65～69歳男子
29.0

70～74歳男子
75～79歳男子

24.0
平成15
（2003）

18
（2006）

21
（2009）

（点）
44.0

27
（2015）

30
（2018）

41.7

42.2

令和3
（年度）
（2021）

女性
39.0

39.5

39.0

40.4
37.1

35.4

35.8
33.3

34.0

24
（2012）

31.4

41.0
38.3
34.6

38.7
35.3

39.5
36.2

41.6
38.4
35.5

31.9

65～69歳女子
70～74歳女子

29.0

75～79歳女子
24.0
平成15
（2003）

18
（2006）

21
（2009）

24
（2012）

27
（2015）

資料：スポーツ庁「体力・運動能力調査」
（注 1）図は、3点移動平均法を用いて平滑化してある。
（注 2）合計点は、新体力テスト実施要項の「項目別得点表」による。得点基準は、男女により異なる。
（注 3）令和2年度は新型コロナウイルス感染症のため実施時期や標本数等が異なる。

26

30
（2018）

令和3 （年度）
（2021）