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3 高齢社会対策大綱 (2 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2023/zenbun/05pdf_index.html
出典情報 令和5年版高齢社会白書(6/20)《内閣府》
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の支援等を図ることとしている。

が満ち足りた人生を送ることのできる環境を作

② 「健康・福祉」
健康づくりの総合的推進、持続可能な介護保
険制度の運営、介護サービスの充実(介護離職

第2条に掲げる社会が構築されることを基本理

ゼロの実現)、持続可能な高齢者医療制度の運

念とし、以下の3つの基本的考え方にのっと

営、認知症高齢者支援施策の推進、人生の最終

り、高齢社会対策を推進することとしている。

段階における医療の在り方、住民等を中心とし



年齢による画一化を見直し、全ての年代の

た地域の支え合いの仕組み作りの促進等を図る

人々が希望に応じて意欲・能力をいかして

こととしている。

活躍できるエイジレス社会を目指す。

③ 「学習・社会参加」

も見据える


豊かで安定した住生活の確保、高齢社会に適
したまちづくりの総合的推進、交通安全の確保

の段階でも高齢期の暮らしを具体的に描け

と犯罪、災害等からの保護、成年後見制度の利

る地域コミュニティを作る。

用促進等を図ることとしている。

・高齢者が安全・安心かつ豊かに暮らせるコ

1

④ 「生活環境」

地域における生活基盤を整備し、人生のど

・多世代間の協力拡大や社会的孤立の防止



ることとしている。

節 高齢社会対策の基本的枠組み

・誰もが安心できる「全世代型の社会保障」

学習活動の促進、社会参加活動の促進等を図


との見直し

4

年度高齢社会対策の実施の状況

さらに、大綱では、「高齢社会対策基本法」

・年齢区分でライフステージを画一化するこ

2

令和

ることを意味する」としている。

第 章

高齢層のみならず、若年層も含めた全ての世代

⑤ 「研究開発・国際社会への貢献等」
先進技術の活用及び高齢者向け市場の活性

ミュニティづくり

化、研究開発等の推進と基盤整備、諸外国との

技術革新の成果が可能にする新しい高齢社

知見や課題の共有等を図ることとしている。

会対策を志向する。

⑥ 「全ての世代の活躍推進」

・高齢期の能力発揮に向けて、新技術が新た

全ての世代の人々が高齢社会での役割を担い

な視点で、支障となる問題(身体・認知能

ながら、積極的に参画する社会を構築するため

力等)への解決策をもたらす可能性に留意

の施策の推進を図ることとしており、各分野で
「ニッポン一億総活躍プラン」
(平成 28 年6月閣

(3)分野別の基本的施策

議決定)

「働き方改革実行計画」
(平成 29 年3

高齢社会対策の推進の基本的考え方を踏ま

月働き方改革実現会議決定)

「新しい経済政策

え、就業・所得、健康・福祉、学習・社会参

パッケージ」
(平成 29 年 12 月閣議決定)等との

加、生活環境、研究開発・国際社会への貢献

連携も進めていく。

等、全ての世代の活躍推進の6つの分野で、基
本的施策に関する中期にわたる指針を次のとお
り定めている。
① 「就業・所得」

(4)推進体制等
高齢社会対策を総合的に推進するため、高齢
社会対策会議において、本大綱のフォローアッ

エイジレスに働ける社会の実現に向けた環境

プ等重要事項の審議等を行うこととしている。

整備、公的年金制度の安定的運営、資産形成等

また、高齢社会対策の推進に当たっては、65
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