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3 学習・社会参加(1/2) (1 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2023/zenbun/05pdf_index.html
出典情報 令和5年版高齢社会白書(6/20)《内閣府》
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学習・社会参加

(1)学習活動の促進


(ア)初等中等教育機関における多様な学習
機会の確保

4

年度高齢社会対策の実施の状況

て、次の方針を示している。

2

学校における多様な学習機会の提供

令和

「学習・社会参加」については、大綱におい

第 章

3

児童生徒が高齢社会の課題や高齢者に対する
高齢社会においては、価値観が多様化す

理解を深めるため、学習指導要領に基づき、

る中で、学習活動や社会参加活動を通じて

小・中・高等学校において、ボランティア等社

の心の豊かさや生きがいの充足の機会が求

会奉仕に関わる活動や高齢者との交流等を含む

められるとともに、就業を継続したり日常

体験活動の充実を図った。

生活を送ったりする上でも社会の変化に対
応して絶えず新たな知識や技術を習得する

会の提供
生涯学習のニーズの高まりに対応するため、

世代が交流することの意義が再認識されて

大学においては、社会人選抜の実施、夜間大学

いる。

院の設置、昼夜開講制の実施、科目等履修生制

このため、高齢者が就業の場や地域社会

度の実施、長期履修学生制度の実施等を引き続

において活躍できるよう高齢期の学びを支

き行い、履修形態の柔軟化等を図って、社会人

援する。さらに、高齢者を含めた全ての人々

の受入れを一層促進した(図2-2-3)


が、生涯にわたって学習活動を行うことが

また、大学等が、その学術研究・教育の成果

できるよう、学校や社会における多様な学

を直接社会に開放し、履修証明プログラムや公

習機会の提供を図り、その成果の適切な評

開講座を実施する等高度な学習機会を提供する

価の促進や地域活動の場での活用を図る。

ことを促進した。

また、高齢化する我が国社会の持続可能

さらに、高等教育段階の学習機会の多様な発

性を高めるには全ての世代による支え合い

展に寄与するため、短期大学卒業者、高等専門

が必要であることから、義務教育を含め、

学校卒業者、専門学校等修了者で、大学におけ

生涯を通じて社会保障に関する教育等を進

る科目等履修生制度等を利用し一定の学習を修

め、若い世代を含む全世代が高齢社会を理

めた者については、独立行政法人大学改革支

解する力を養う。

援・学位授与機構において審査の上、
「学士」

さらに、ボランティア活動や NPO 活動

2

節 分野別の施策の実施の状況

齢者の増加も背景に、地域社会において多



機会が必要とされる。また、一人暮らし高

(イ)高等教育機関における社会人の学習機

の学位授与を行っている。

等を通じた社会参加の機会は、生きがい、

放送大学においては、テレビ・ラジオ放送や

健康維持、孤立防止等につながるととも

インターネット等の身近なメディアを効果的に

に、福祉に厚みを加えるなど地域社会に貢

活用して、幅広く大学教育の機会を国民に提供

献し、世代間、世代内の人々の交流を深め

した(図2-2-4)


て世代間交流や相互扶助の意識を醸成する
ものであることから、こうした活動の推進
や参画支援を図る。
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