よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


3 学習・社会参加(1/2) (3 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2023/zenbun/05pdf_index.html
出典情報 令和5年版高齢社会白書(6/20)《内閣府》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第 章

知した。

(イ)文化活動の振興

施設の整備に対して国庫補助を行うとともに、

象とした文化活動への参加機会の提供、国立の

令和4年度から、学校以外の公共施設との複合

博物館等における高齢者に対する優遇措置やバ

化・集約化を伴う改築及び長寿命化改修につい

リアフリー化等による芸術鑑賞機会の充実を通

て、一定の条件の下、補助率を引き上げる(1

じて多様な文化活動の振興を図った。

2

4

年度高齢社会対策の実施の状況

国民文化祭の開催等による幅広い年齢層を対

令和

また、地域コミュニティの核となる公立学校

/3から1/2)制度改正を実施した。
(ウ)スポーツ活動の振興


社会における多様な学習機会の提供

いつまでも健康で活力に満ちた長寿社会を実

学習の振興のための施策の推進体制等の整備に

事業」を活用し、スポーツを通じた地域の活性

関する法律」
(平成2年法律第 71 号)が制定さ

化を推進するとともに、スポーツ行事の実施等

れ、推進体制の整備が図られた。その後、平成

の各種機会を通じて多様なスポーツ活動の振興

18 年に改正された「教育基本法」
(平成 18 年法

を図った。

2

節 分野別の施策の実施の状況

現するため、
「スポーツによる地域活性化推進



生涯学習の振興に向けて、平成2年に「生涯

律第 120 号)で生涯学習の理念(第3条)が、
さらにこの理念の実現のために、平成 20 年に

(エ)自然とのふれあい

改正された「社会教育法」(昭和 24 年法律第

国立公園等の利用者を始め、国民の誰もが自

207 号)でも「生涯学習の振興への寄与」が明

然とふれあう活動が行えるよう、自然ふれあい

示された(第3条第2項)。これらの法律や中

施設や自然体験活動等の情報をインターネット

央教育審議会の答申等に基づき、国民一人一人

等を通じて提供した。

が生涯を通して学ぶことのできる環境の整備、
多様な学習機会の提供、学習した成果が適切に
評価されるための仕組み作り等、「生涯学習社
会」の実現のための取組を進めた。



社会保障等の理解促進
平成 29 年3月に改訂した中学校学習指導要

領の社会科や技術・家庭科、平成 30 年3月に
改訂した高等学校学習指導要領の公民科や家庭

(ア)社会教育の振興

科において、少子高齢社会における社会保障の

地域住民の身近な学習拠点である公民館を始

充実・安定化や介護に関する内容等が明記され

めとする社会教育施設等において、幅広い年齢

たことを踏まえ、その趣旨の徹底を図るととも

層を対象とした多様な学習機会の充実を促進し

に、厚生労働省が作成・提供している各種教材

た。

に対する教職員等の意見を踏まえ、新たな教材

また、高齢者等の社会的に孤立しがちな住民

等を開発し、学校現場へ提供した。

の社会参画促進を図るため、行政や各種団体等

また、教職員向けの研修会の実施等を通じ

で社会教育に携わる者を対象に、学びを通じた

て、教育現場における社会保障に関する教育の

社会参画の実践による社会的孤立の予防・解消

普及促進を図った。

を図る方策を共有した。

より公平・公正な社会保障制度の基盤となる
マイナンバー制度については、平成 29 年 11 月
89