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参考資料4 金沢大学附属病院に対する措置に関する意見書(村本構成員提出資料) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24255.html
出典情報 がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第20回 3/4)《厚生労働省》
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第 20 回がん診療連携拠点病院等 参考
の指定に関する検討会
資料

令和4年3月4日

2022 年 2 月 18 日
金沢大学附属病院に対する措置に関する意見書(構成員提出資料)
村本 高史
標記の件につき、3 月 4 日に開催の第 20 回がん診療連携拠点病院等の指定検討会において以下の
措置を行うことを患者側構成員として要望いたします。


要望事項
・都道府県がん診療連携拠点病院である石川県金沢大学附属病院に以下の通り「勧告」を行うこと。
金沢大学附属病院と同一敷地内にある医療法人社団金沢先進医学センターが行っている自由
診療の免疫療法について、これが治験を含めた臨床研究、先進医療の枠組みで行われていない
のであれば、金沢大学附属病院から要請を行った上、1 年以内に中止させること。



要望の背景

(1)
「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」(平成 30 年7月 31 日)に照らして
・本整備指針においては、地域がん診療連携拠点病院の指定要件の中で、
「集学的治療等の提供
体制及び標準的治療等の提供」に関する事項が以下の通り定められており(当該箇所抜粋)

都道府県がん診療連携拠点病院においても、地域拠点病院の指定要件を満たすことが大前提
となっています。
Ⅱ 地域がん診療連携拠点病院の指定要件について
1 診療体制
(1)診療機能
① 集学的治療等の提供体制及び標準的治療等の提供
ア 我が国に多いがん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん及び乳がんをいう。以下同じ。

及びその他各医療機関が専門とするがんについて、手術、放射線治療及び薬物療法を
効果的に組み合わせた集学的治療及び緩和ケア(以下「集学的治療等」という。)を
提供する体制を有するとともに、各学会の診療ガイドラインに準ずる標準的治療(以
下「標準的治療」という。
)等がん患者の状態に応じた適切な治療を提供すること。
ス 保険適応外の免疫療法を提供する場合は、原則として治験を含めた臨床研究、先進医
療の枠組みで行うこと。
・前記1の要望事項は本指定要件と主旨を踏まえた内容であり、本指定要件に定められた標準的
治療等の適切な治療の提供、並びに保険適応外の免疫治療を提供する場合の原則は、患者や家
族が診療提供内容を正しく判断する上でも極めて重要な事項と考えます。
(2)金沢大学附属病院と医療法人金沢先進医学センターの関係性について
・医療法人社団金沢先進医学センターは金沢大学附属病院と同一敷地内に所在しております。
・同センターは自由診療の免疫療法を行っており、ホームページ内で「副作用が少ない」、
「他治
療との併用による相乗効果が期待できる」等のメリットは記載されているものの、指定要件に
定められた「臨床研究、先進医療の枠組み」である旨は、記載されていません。
・また、同センターの免疫細胞療法医師として、金沢大学附属病院の勤務医が複数名掲載されて
おります。
・これらの点から、患者・家族は、都道府県拠点病院である金沢大学附属病院への信頼をもとに
同センターの自由診療の免疫療法を選択してしまう懸念があると考えます。