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再生医療等製品感染症定期報告感染症別文献一覧表 (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00013.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和5年度第1回 7/20)《厚生労働省》 |
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令和5年7月20日
令和5年度第1回医療機器・
再生医療等製品安全対策部会
資料 3-1ー2
感染症定期報告感染症別文献一覧表(再生医療等製品2022/10/1~2023/3/31 )
ID
1
2
3
4
感染症(PT)
出典
概要
Paramyxoviridae科のHenipavirus属に属するHendraウイルスとNipahウイル
スは、ヒトに感染し、致命的な病気を引き起こすことが知られている。中国東
部における発熱患者の定点観察の際、系統発生的に異なるヘニパウイルス
であるLangya henipavirus(LayV)がメタゲノム解析とウイルスの単離により
確認された。
中国の山東省と河南省で35人の急性LayV感染患者が特定され、うち26人
は他の病原体は検出されずLayVのみに感染していた。また、野生小動物を
対象とした調査ではLayV RNAはトガリネズミ(262匹中71匹[27%])で主に
検出された。
急性LayV感染患者の症状は、発熱(患者の100%)、疲労(54%)、咳
(50%)、食欲不振(50%)、筋肉痛(46%)、吐き気(38%)、頭痛(35%)、及
び嘔吐(35%)、血小板減少症(35%)であった。感染の急性期及び回復期
に14人の患者から得られた血清サンプルより、回復期サンプルの86%のIgG
力価は、急性期サンプルの4倍で確認され、肺炎の患者においては、肺炎の
ない患者よりもウイルス量が高いことが確認された。また、患者の間で密接
な接触や一般的な曝露歴はなく、ヒト集団の感染が散発的である可能性が
考えられた。
以上の研究結果から、新たに同定された動物起源と考えらえるLayVはヒト
の熱性疾患との関連性が示唆された。
ウイルス感染
N Engl J Med.
387(2022)470-472
サル痘
WHO ホームページ.
複数国におけるサル痘のアウトブレイク、External Situation Report 2、2022
https://www.who.int/do
年7月25日:世界保健機構(WHO)は2022年7月23日、サル痘について国際
cs/default的に懸念される公衆衛生上の緊急事態と宣言した。2022年1月1日~2022年
source/coronaviruse/si
7月22日に、6つすべてのWHO地域(アフリカ、南北米、東地中海、東南アジ
tuationア、欧州、西太平洋地域)の75の国/領土/地域からWHOに検査確定例
reports/20220725_mon
16,016例と死亡5例が報告された。2022年7月6日に公表された、複数国にお
keypox_external_sitrep_
けるサル痘のアウトブレイクのsituation report以降、新規症例9989例
2_final.pdf?sfvrsn=c41fc
(166%増加)と新規死亡2例が報告されたことなどについて記載。
2dd_3&download=true
サル痘
WHO ホームページ.
https://www.who.int/pu 2022年1月1日~2022年7月4日に、5つのWHO地域(アフリカ、南北米、東地
blications/m/item/mult 中海、欧州、西太平洋地域)の59の国/領土/地域からWHOにサル痘の検査
i-country-outbreak-of- 確定例6027例と死亡3例が報告された。2022年6月27日に公表された前回
monkeypox--external- のDisease Outbreak News以降、新規症例2614例(77%増加)と新規死亡2
situation-report--1--- 例が報告されたことから、感染症の発生頻度の増加が示唆された。
6-july-2022
ヒトアナプラズマ ProMED-mail
症
20220831.8705335
フランス領ギアナのアマゾン雨林における金の採掘現場に居住する人々の
血液サンプルを検査した結果、発熱等の症状を認めた58歳男性由来血液サ
ンプルから、既知のAnaplasma配列と完全に同一でない遺伝子配列を有す
る細菌が見出され、この新規細菌に対し、Candidatus Anaplasma
sparouinense と命名することが提案された。
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令和5年度第1回医療機器・
再生医療等製品安全対策部会
資料 3-1ー2
感染症定期報告感染症別文献一覧表(再生医療等製品2022/10/1~2023/3/31 )
ID
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2
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4
感染症(PT)
出典
概要
Paramyxoviridae科のHenipavirus属に属するHendraウイルスとNipahウイル
スは、ヒトに感染し、致命的な病気を引き起こすことが知られている。中国東
部における発熱患者の定点観察の際、系統発生的に異なるヘニパウイルス
であるLangya henipavirus(LayV)がメタゲノム解析とウイルスの単離により
確認された。
中国の山東省と河南省で35人の急性LayV感染患者が特定され、うち26人
は他の病原体は検出されずLayVのみに感染していた。また、野生小動物を
対象とした調査ではLayV RNAはトガリネズミ(262匹中71匹[27%])で主に
検出された。
急性LayV感染患者の症状は、発熱(患者の100%)、疲労(54%)、咳
(50%)、食欲不振(50%)、筋肉痛(46%)、吐き気(38%)、頭痛(35%)、及
び嘔吐(35%)、血小板減少症(35%)であった。感染の急性期及び回復期
に14人の患者から得られた血清サンプルより、回復期サンプルの86%のIgG
力価は、急性期サンプルの4倍で確認され、肺炎の患者においては、肺炎の
ない患者よりもウイルス量が高いことが確認された。また、患者の間で密接
な接触や一般的な曝露歴はなく、ヒト集団の感染が散発的である可能性が
考えられた。
以上の研究結果から、新たに同定された動物起源と考えらえるLayVはヒト
の熱性疾患との関連性が示唆された。
ウイルス感染
N Engl J Med.
387(2022)470-472
サル痘
WHO ホームページ.
複数国におけるサル痘のアウトブレイク、External Situation Report 2、2022
https://www.who.int/do
年7月25日:世界保健機構(WHO)は2022年7月23日、サル痘について国際
cs/default的に懸念される公衆衛生上の緊急事態と宣言した。2022年1月1日~2022年
source/coronaviruse/si
7月22日に、6つすべてのWHO地域(アフリカ、南北米、東地中海、東南アジ
tuationア、欧州、西太平洋地域)の75の国/領土/地域からWHOに検査確定例
reports/20220725_mon
16,016例と死亡5例が報告された。2022年7月6日に公表された、複数国にお
keypox_external_sitrep_
けるサル痘のアウトブレイクのsituation report以降、新規症例9989例
2_final.pdf?sfvrsn=c41fc
(166%増加)と新規死亡2例が報告されたことなどについて記載。
2dd_3&download=true
サル痘
WHO ホームページ.
https://www.who.int/pu 2022年1月1日~2022年7月4日に、5つのWHO地域(アフリカ、南北米、東地
blications/m/item/mult 中海、欧州、西太平洋地域)の59の国/領土/地域からWHOにサル痘の検査
i-country-outbreak-of- 確定例6027例と死亡3例が報告された。2022年6月27日に公表された前回
monkeypox--external- のDisease Outbreak News以降、新規症例2614例(77%増加)と新規死亡2
situation-report--1--- 例が報告されたことから、感染症の発生頻度の増加が示唆された。
6-july-2022
ヒトアナプラズマ ProMED-mail
症
20220831.8705335
フランス領ギアナのアマゾン雨林における金の採掘現場に居住する人々の
血液サンプルを検査した結果、発熱等の症状を認めた58歳男性由来血液サ
ンプルから、既知のAnaplasma配列と完全に同一でない遺伝子配列を有す
る細菌が見出され、この新規細菌に対し、Candidatus Anaplasma
sparouinense と命名することが提案された。
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