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再生医療等製品感染症定期報告感染症別文献一覧表 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00013.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和5年度第1回 7/20)《厚生労働省》
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ID

5

6

感染症(PT)

出典

概要

細菌感染

[症例]76歳女性。進行胸部食道癌と診断。血液培養よりグラム陰性桿菌の
検出あり。質量分析装置にてPseudomonas mendocina と同定された菌は、
遺伝子解析によりP. hydrolytica と同定された。また、Pseudomonas 属(種同
第92回日本感染症学
定不能)の菌は、P. tohonis と同定された。なお喀痰培養、尿培養から
会西日本地方会学術集
Pseudomonas 属は検出されなかった。
会第65回日本感染症
[考察]当患者の感染巣は、食道癌の放射線治療後であり、経管栄養再開後
学会中日本地方会学術
に持続菌血症を来し、喀痰、尿培養のPseudomonas 属が陰性だったことか
集会第70回日本化学
らは破綻した食道粘膜からの流入と考えられた。P. hydrolytica は2020年に
療法学会西日本支部総
中国の土壌より分離され当初質量分析装置にて同定されたP. mendocina と
会(2022/11/3相同性が高い。抗菌薬への感受性は良好でP. mendocina の既報と同様の
2022/11/5)O-088
傾向だった。また、P. tohonis は2021年に東邦大学にて熱傷患者の皮膚から
分離された。ヒトでのP. hydrolytica による感染症は報告されておらず、また
P. tohonis も新規登録菌であり稀な症例と考えられ報告する。

鳥インフルエン


WHO ホームページ.
https://www.who.int/e
mergencies/diseaseoutbreaknews/item/avianinfluenza-a(h3n8)--china

症例は河南省出身の4歳の男児。2022年4月5日に発熱、咳、息切れを発症
し、2022年4月10日に呼吸不全を伴う重度の肺炎で重篤な状態で入院した。
男児は疾患を発現する前に裏庭で飼育されていたニワトリを摂取していた
が、疾患発現前に直接ニワトリに接触はしていなかった。この症例は鳥イン
フルエンザA(H3N8)ウイルスによるヒト感染の初の症例である。

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