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【資料4】エムポックスへの対応について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34239.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第78回 7/26)《厚生労働省》
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エムポックスに対する具体的な対応
予防・診断・治療
予防

⚫ 天然痘ワクチンが、曝露後の発症予防及び重症化予防に有効とされる。


KMバイオロジクス社のLC16ワクチンについて、エムポックス予防の適応追加承認(R4.8.2)。



曝露後予防:国立国際医療研究センター(NCGM)において、患者の接触者に対し、 LC16ワクチンを
投与する臨床研究体制を構築(R4.6)。
⇒人口の多い大都市圏でNCGMや自治体との連携が円滑に行える医療機関として、大阪府、愛知県、沖
縄県、北海道、福岡県における医療機関での臨床研究体制の整備を予定。



診断(検査)

曝露前予防:高リスク群に対するLC16ワクチンの臨床的予防効果を検証する臨床研究を開始(R5.6)

⚫ 病変部位等からのPCR法による病原体遺伝子の検出、ウイルス分離。


地方衛生研究所での検査を可能とするため、病原体検査マニュアルを作成。現在、各都道府県の少なく
とも1カ所の地方衛生研究所で検査が可能。


治療

民間検査会社によるPCR検査が薬事承認(R5.7.12)。

⚫ 2022年5月以降の流行においては大半の症例が軽症であり、対症療法が基本。



国内において承認されている特異的な治療薬はないが、欧州において抗ウイルス薬のTecovirimatが承認
されており、国内で、以下の臨床研究を実施。
✓ NCGMのほか、人口の多い大都市圏として大阪府、愛知県、沖縄県、北海道、福岡県、宮城県の医
療機関で、入院患者に対して、治療薬(Tecovirimat)を投与する臨床研究。
✓ 重症または重症免疫不全を有する患者に対してワクシニア免疫グロブリン(VIG)を投与する臨床

研究。

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