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令和4年度 高額レセプト上位の概要 (2 ページ)

公開元URL https://www.kenporen.com/press/
出典情報 令和4年度 高額医療交付金交付事業における高額レセプト上位の概要(9/7)《健康保険組合連合会》
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図表1

金額

高額レセプト上位100位の疾患別合計金額の推移

(億円)

50

45

40

35

30

25

20

15

10

5

0

H26

H27

悪性腫瘍

H28

血液疾患

H29

H30

先天性疾患

R01

その他

R02

R03

R04

(年度)

循環器系疾患

※高額医療交付金交付事業に申請された高額レセプト上位100位までの医療費を合計したものである。

<高額レセプト発生の傾向>
〇R2年度以降、がん治療薬「キムリア」等の保険収載が相次ぎ、上位100位において悪性腫瘍が著しく
増加した。このため、R4年度には血友病等の血液疾患の占める割合は低下し、また人工心臓を活用
する突発性拡張型心筋症等の循環器系疾患は姿を消した。高額上位のレセプトは、超高額な医薬品
の使用に起因するものに置き換わる傾向が見られる。
〇R2年度以降の高額上位レセプトでは、脊髄性筋萎縮症の治療薬「ゾルゲンスマ」(薬価:約1億6,708
万円)や、がん治療薬の「キムリア」(薬価:約3,265万円)等が投与されているものが多く、これらの
医薬品は、単回で使用するものである。
〇一方、血友病等の血液疾患は医薬品の連続投与が必要となる場合があり、一定程度高額なレセプトが
継続的に発生する傾向がある。
〇血友病や人工心臓を用いる循環器系疾患の患者数が減少に転じていることはなく、これらを上回る
超高額医薬品の保険収載により、上位100位内から外れたに過ぎない。
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