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第3章 高齢者の認知機能の特性と行動特性 (2 ページ)

公開元URL https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kiban/shisaku/koureikentou/houkokusho.html
出典情報 高齢者の特性を踏まえたサービス提供のあり方検討会報告書(3/7)《東京都》
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(2) 高齢者の行動特性

認知機能が低下することなどに伴って、高齢者には、次のような行動の特性が年齢とともに強まって
いく傾向があります。
注意力の維持が難しくなる

テ- 通常の作業に以前よりも長い時間がかかるようになる

テ- 鍋を空きして焦がしてしまうなど、ケアレスミスが目立つようになる

テ- 何度も確認することが多くなる

wm テレビや他の人の会話が耳に入る状態や、何かをしながらの状態で物事を考えることが難しくなる
頭の中で数秒間の短い間、情報を保持して操作することが難しくなる

m- 暗算や簡単な計算をすることが難しくなる

- 調理をしながら食卓の準備をするなど、複数のことを同時に行うことがより難しくなる
会話についていくことが大変になる

- 複数の情報から未来を予測して判断することが難しくなる
記憶力、特に数分一数時間の「近い記憶] で
個人的な出来事に関する記憶が低下する

- 支払いが済んだかどうか思い出せない

m- 買うはずだったものを買い忘れてしまうことが増える
同じものを繰り返し買つてきてしまう

wm どこにしまったか思い出せず、探し物が多くなる
耳から入ってぐる言葉の意味が理解しにくくなったり、
言葉を注に発しにくくなる

デ- 複雑であったり、長い説明の内容が理解できない
テ- 質問の内容がよく理解できずに、会話がかみ合わなくなることがある
wm- 人の名前や物の名前が出ないために 「あれ」 「それ」 などの代名詞が多くなる
方向・距離・位置の感覚がつかみづらくなる

- 交差点に来たときに、正しい道が分からなくなることがある
- 建物の中でも迷いやすく、目的の場所にたどり着けないことがある
p- 自分の居場所が分からなくなることがある