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令和4年度 健康保険組合 決算見込状況-令和4年度決算見込と今後の財政見通しについて (12 ページ)
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公開元URL | https://www.kenporen.com/press/ |
出典情報 | 令和4年度 健康保険組合 決算見込と今後の財政見通しについて(9/14)《健康保険組合連合会》 |
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1.今後の財政見通しについて(*最近の動向を踏まえた推計)
● 令和4年度は、高齢者拠出金の一時的な減少により収支は改善したが、直近5年4月~6月の医療費(3ヵ月平均:6.2%)は、4年度(年
度平均:6.5%)に引き続き高い水準で推移しており、今後の動向を慎重に見極める必要がある。
● 令和5年度は、高齢者拠出金が4年度の一時的な拠出金減少の反動により、前年度比+2,500億円(+7.2%)と急激に増加。保険給付費の高
い伸びも影響し、収支は▲3,600億円と再び赤字に転じ、6年度以降、毎年増加する拠出金によりさらなる財政悪化が見込まれる。
令和3年度【決算】
経常収入計①
保険料収入
その他
経常支出計②
8兆3,827億円
令和4年度【決算見込】
令和5年度【推計】
令和5年度【予算】
8兆6,058億円(R3比+2.7%)
8兆7,700億円(R4比+2.0%)
8兆2,651億円
8兆4,890億円(+2.7%)
8兆6,600億円(+2.0%)
8兆5,038億円
1,176億円
1,168億円
1,100億円
1,123億円
8兆4,674億円
8兆4,693億円(+0.0%)
9兆1,300億円(+7.8%)
8兆6,161億円
9兆1,784億円
保険給付費
4兆2,472億円
4兆4,903億円(+5.7%)
4兆7,900億円(+6.6%)
4兆7,820億円
高齢者拠出金
3兆6,515億円
3兆4,057億円(▲6.7%)
3兆6,500億円(+7.2%)
3兆7,067億円
保健事業費
3,698億円
3,715億円(+0.5%)
4,600億円
4,580億円
その他
1,989億円
2,019億円
2,300億円
2,317億円
経常収支差引額(①-②)
▲847億円
1,365億円
▲3,600億円
▲5,623億円
平均保険料率
9.23%
9.26%
9.27%
9.27%
実質保険料率
9.35%
9.12%
9.66%
10.10%
注)平均保険料率及び実質保険料率には調整保険料率を含む。
<令和5年度財政の推計方法について>
1. 保険料収入:5年度の総報酬額を対前年度比伸び率+1.8%(平均標準報酬月額+1.5%、平均標準賞与額+1.9%)と仮定し、これに5年度予算の平均保険料率を乗じて算出した。なお、総
報酬額の基礎となる「年間標準報酬月額」及び「年間標準賞与額」の推計方法は以下のとおり。
2. 年間標準報酬月額:「組合管掌健康保険事業状況報告」(以下、「月報」) の直近5年4-6月の実績値をもとに、▽4-8月:4-6月の対前年同月比伸び率の平均1.3%、▽9-3月:「毎月勤労
統計」(厚生労働省)により5年9月改定率を1.7%―と仮定して試算した。
3. 年間標準賞与額:4年度の年間標準賞与額に占める4-6月の標準賞与額の比率をもとに5年4-6月の標準賞与額をベースに試算した。
4. その他:5年度予算と同額とした。
5. 保険給付費:支払基金「診療報酬等請求内訳書等データ(健保組合分)」の直近5年4-6月診療分における「診療報酬にかかる請求額」(法定給付費)の対前年同月比伸び率の平均6.6%を
年度計の伸び率と仮定し、4年度決算の保険給付費総額にこれを乗じて算出した。
6. 高齢者拠出金:支払基金納付通知額である。
7. 保健事業費、その他:5年度予算と同額とした。
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● 令和4年度は、高齢者拠出金の一時的な減少により収支は改善したが、直近5年4月~6月の医療費(3ヵ月平均:6.2%)は、4年度(年
度平均:6.5%)に引き続き高い水準で推移しており、今後の動向を慎重に見極める必要がある。
● 令和5年度は、高齢者拠出金が4年度の一時的な拠出金減少の反動により、前年度比+2,500億円(+7.2%)と急激に増加。保険給付費の高
い伸びも影響し、収支は▲3,600億円と再び赤字に転じ、6年度以降、毎年増加する拠出金によりさらなる財政悪化が見込まれる。
令和3年度【決算】
経常収入計①
保険料収入
その他
経常支出計②
8兆3,827億円
令和4年度【決算見込】
令和5年度【推計】
令和5年度【予算】
8兆6,058億円(R3比+2.7%)
8兆7,700億円(R4比+2.0%)
8兆2,651億円
8兆4,890億円(+2.7%)
8兆6,600億円(+2.0%)
8兆5,038億円
1,176億円
1,168億円
1,100億円
1,123億円
8兆4,674億円
8兆4,693億円(+0.0%)
9兆1,300億円(+7.8%)
8兆6,161億円
9兆1,784億円
保険給付費
4兆2,472億円
4兆4,903億円(+5.7%)
4兆7,900億円(+6.6%)
4兆7,820億円
高齢者拠出金
3兆6,515億円
3兆4,057億円(▲6.7%)
3兆6,500億円(+7.2%)
3兆7,067億円
保健事業費
3,698億円
3,715億円(+0.5%)
4,600億円
4,580億円
その他
1,989億円
2,019億円
2,300億円
2,317億円
経常収支差引額(①-②)
▲847億円
1,365億円
▲3,600億円
▲5,623億円
平均保険料率
9.23%
9.26%
9.27%
9.27%
実質保険料率
9.35%
9.12%
9.66%
10.10%
注)平均保険料率及び実質保険料率には調整保険料率を含む。
<令和5年度財政の推計方法について>
1. 保険料収入:5年度の総報酬額を対前年度比伸び率+1.8%(平均標準報酬月額+1.5%、平均標準賞与額+1.9%)と仮定し、これに5年度予算の平均保険料率を乗じて算出した。なお、総
報酬額の基礎となる「年間標準報酬月額」及び「年間標準賞与額」の推計方法は以下のとおり。
2. 年間標準報酬月額:「組合管掌健康保険事業状況報告」(以下、「月報」) の直近5年4-6月の実績値をもとに、▽4-8月:4-6月の対前年同月比伸び率の平均1.3%、▽9-3月:「毎月勤労
統計」(厚生労働省)により5年9月改定率を1.7%―と仮定して試算した。
3. 年間標準賞与額:4年度の年間標準賞与額に占める4-6月の標準賞与額の比率をもとに5年4-6月の標準賞与額をベースに試算した。
4. その他:5年度予算と同額とした。
5. 保険給付費:支払基金「診療報酬等請求内訳書等データ(健保組合分)」の直近5年4-6月診療分における「診療報酬にかかる請求額」(法定給付費)の対前年同月比伸び率の平均6.6%を
年度計の伸び率と仮定し、4年度決算の保険給付費総額にこれを乗じて算出した。
6. 高齢者拠出金:支払基金納付通知額である。
7. 保健事業費、その他:5年度予算と同額とした。
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