１．令和４年度【決算見込】：経常収支の状況
● 令和４年度決算見込（1,383組合）の経常収支は、①経常収入：8兆6,058億円（対前年度比+2.7%）、②経常支出：8兆4,693億円（同
+0.0%）で、経常収支差引額（①-②）は1,365億円の黒字となり、前年度に比べ、収支は＋2,212億円改善した。
● 収支改善の主な要因は、▽保険料収入が対前年度比2.7%（＋2,239億円）増加したこと、▽経常支出において、保険給付費が同5.7%（＋
2,431億円)と、保険料収入を上回り大きく増加したが、拠出金が同▲6.7%（▲2,458億円）と大きく減少し、保険給付費の増加分を相殺
したことによる。
● なお、拠出金の大幅な減少は、４年度の高齢者拠出金（概算額と２年前の精算額の合計）において、新型コロナ感染拡大に伴う２年度の
高齢者医療費の減少により、概算額が▲1.9%減少するとともに、２年度分の精算額が▲1,445億円の返還となったことによるものであり、
４年度限りの一時的なものである（＊5年度賦課額は、対前年度比＋2,500億円（＋7.2%）増の3兆6,500億円となる見込み）。
● データヘルス計画等、加入者の健康維持・増進のための保健事業費は、対前年度比0.5%（＋17億円）増の3,715億円となった。
令和４年度 決算見込：経常収支の状況（主な項目）
主な項目
経常収入（①）
保険料収入
経常支出（②）

令和４年度

令和３年度

決算見込

決算

8兆6,058億円

8兆3,827億円

8兆4,890億円
8兆4,693億円

8兆2,651億円
8兆4,674億円

対前年度比

対元年度比
(新型コロナ影響前)

増減額

伸び率

伸び率

2,231億円

2.7%

2.9%

2,239億円

2.7%

3.0%

19億円

0.0%

4.4%

保険給付費

4兆4,903億円

4兆2,472億円

2,431億円

5.7%

9.0%

拠出金計

3兆4,057億円

3兆6,515億円

▲2,458億円

▲6.7%

▲0.8%

（
再
掲
）

後期高齢者支援金

1兆9,642億円

2兆 133億円

▲491億円

▲2.4%

▲0.7%

前期高齢者納付金

1兆4,413億円

1兆6,379億円

▲1,966億円

▲12.0%

▲0.9%

17億円

0.5%

2.3%

2,212億円

－

－

保健事業費
経常収支差引額（①-②）

3,715億円
1,365億円

3,698億円
▲847億円

＊）上記は主な項目のみ掲載したものであり、詳細については巻末の「資料編」を参照のこと。

National Federation of Health Insurance Societies（KEMPOREN）

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