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薬-4○関係業界からの意見聴取について (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00073.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第209回 9/20)《厚生労働省》
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現状分析と意見
現状分析

• 薬価改定による単価の下落、物価高騰、2024年問題、担い手不足への対応に取り組みながら、
これまで医薬品卸は医療提供体制の維持のために、社会インフラとしての役割と使命感をもって
尽力してきたが、限定出荷に係る負担は、医薬品の持続的な安定供給の重大なリスクとなっている。
• 医療用医薬品市場において薬価20円未満品の品目数(包装単位別)が49%を占め、金額(薬価ベース)
では10%を占める。
• 限定出荷数量の86.2%は薬価20円未満に集中している。
• 安定確保すべき医薬品では納入価格を上回る流通コストが生じており、多くが流通不採算品となってい
る。このため、今後の供給に支障を生ずるリスクを常に抱えている。
意見

• 2024年度の薬価改定に向けて、流通不採算が持続的に安定供給に与えるリスクの観点を考慮し、薬価
20円未満の医薬品・安定確保すべき医薬品の薬価引上げを検討していただきたい。
• 今後の検討に当たっては、これまで当連合会が主張した意見を踏まえていただきたい。




中間年の薬価改定は、廃止の是非も含めて検討し、実施するとしても、少なくとも平均乖離率を上回るものを
対象とし、できる限り限定された品目とすべきである。
流通改善の道筋や薬価制度改革の全体像が描けない中で、調整幅だけを議論することは適当ではない。
医療上の必要性が高いとされる医薬品の薬価を下支えする仕組みなど、採算性を維持できるように薬価制度
を見直していただきたい。
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