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【資料12】全国個室ユニット型施設推進協議会 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35413.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第225回 9/27)《厚生労働省》
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ユニットケア研修の充実を図り、サービスの向上とユニットケアの普及を促進


生産性向上の方向性(※)は理解するも、時間を生み出すだけではサービスの質の向上には効果が乏しくもったいない。スキルの向
上が必須。
(※)岸田首相の介護施設視察(7/28善光会)後のご発言。「効率よく業務を行うための生産性を向上させていく取組、これは職員の皆様の業務
負担の軽減にもつながることです。業務の改善や効率化により生み出された時間を、直接的なケアの時間に充てていくなど、結果として、介護
サービスの更なる質の向上にもつながる、こうした取組であると理解をいたしました。政府として、こうしたデジタルの取組、この分野において
も後押ししていかなければならない、こうしたことを感じた次第です。」



一方、ユニットケアは導入(2005年)されて久しいが、多くの施設で未だにユニットケアが定着したとは言い難く(*)、ユニット
ケア本来の成果が発揮されていない。
(*)今頃ではあるが、ユニットケアについては、介護福祉士資格取得時の学習内容には多くは盛り込まれておらず、介護福祉士養成校テキスト
では、例えば、暮らしの継続の重要性は記述があるが、どのように実現するのかの記述はない。実務経験ルートの座学となる実務者研修のテキス
トでは、ユニットケアの用語解説が記載されている程度となっており、体系的に学問として学ぶ機会が設けられていないことも要因の一つ。



生産性向上の取組強化とユニットケアのスキル向上を同時に実施し、一層のサービス向上を目指すべき。
㊟ユニットケアは全ての介護現場で
実施されるものではない

具体的なサービスの質の向上対策

【義務化すべき研修】
①施設管理者のユニットケア研修
②全ユニットリーダーのユニットリーダー研修
③ユニットリーダー以外の介護職員のユニットケアの基礎的研修

㊟ユニットケアのスキルは現任研修によ
り取得できるようにすべき

【努力義務として新たに導入すべき研修】
①ユニットリーダー研修の実地研修での個浴実技研修
②ユニットリーダーのフォローアップ研修
③ユニット型施設のしつらえの重要性となじみの関係性強化に関
する研修

【生産性向上とユニットケア推進の連動】

【研修実施支援策】
①ユニットリーダーの役割明確化
②上記の研修に対し医療介護総合確保基金の活用可とする。
③ユニットケア定着状況の公表を制度化
→ 自己評価結果のサービス情報公表システム上で公表

一定以上のスキルの職員が在籍し、ICTの活用状況について内
部での情報共有システムが整備され、外部に使用状況を公表して
いることが条件として、ICT加算を創設

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