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資料1-2 先進医療B評価表(整理番号137) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35961.html
出典情報 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第155回 11/9)《厚生労働省》
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視点のみから設定している。効果・毒性の薬力学的視点が欠如している。例えば前
治療が不耐で中止した場合、有効性は 14 日以後に見られることも想定される。抗
悪性腫瘍薬の臨床試験ではもう少し長い期間を空けるが、通常と異なることをす
るのであれば合理的根拠が必要である。たった 30 例前後の ICI 単剤の試験で効果
が見られなかったことを根拠にするのはいかがなものかと考える。
●7.3.1.Tamibaroten を体表面積により 1 日 7, 9, 11, 13 mg を投与することに
なっているが、1 mg 製剤を用いるにしても等分するのは不可能である。朝に多く
内服させるのであれば、臨床研究実施計画書に規定しておくべきであり、医療機関
に照会をした。
「原則、朝 1 カプセル多く服用するよう指導する旨を記載するよう
修正しました。」と医療機関から回答を得ているが、本来なら「指導する」ではな
く「内服する」と記載すべきである。
●7.3.4.無効あるいは有害事象で治療を中止する場合、
「AM80 又はペムブロリズマ
ブの投与を中止」するが、単独での効果が期待できないため両剤を中止すべきであ
る。
●臨床試験・治験の実績として論文リストが提出されたが、責任医師が First ある
いは Last author のものがない。通常、PI として実施すれば論文は First あるい
は Last author となる場合が多い。研究組織に臨床試験・治験の経験豊富な医師
は含まれているが、責任医師がどれだけ PI としての実績があるか判断できない。
実施条件欄:(修正すれば適としてよいものは、その内容を記載ください。)

【実施体制の評価】

評価者:

池田

1.実施責任医師等の体制





不適

2.実施医療機関の体制





不適

3.医療技術の有用性等





不適

コメント欄:(「不適」とした場合には必ず記載ください。)
本審査におきましては、剤形変更に伴う薬学的評価について依頼をいただきま
したので、その内容に特化してコメントさせていただきます。
本試験と同じ軟カプセル 1mg 製剤によるヒトの薬物動態パラメータが得られて
いる再発小児固形がんを対象とした試験では、同一投与量(6 mg/m2/day)の Cmax、
Tmax はアムノレイク錠で得られている数値と同程度であり、その他の薬物動態パ
ラメータからも大きな問題点は見当たらないと考えます。また、2023 年 10 月 6 日
付照会事項の回答として提出された再発肝細胞がん患者に対する Z-208(軟カプセ
ル 2mg 製剤)の血中濃度推移は投与量が異なるため単純な比較はできませんが、
軟カプセル剤への剤形変更による影響は小さいと思われます。
限られた情報からの考察になりますが、試験を止めるほどの安全性上の懸念が
あるとは言えないと思われます。
実施条件欄:(修正すれば適としてよいものは、その内容を記載ください。)