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資料1-2-3 全国「精神病」者集団 御提出資料 (6 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2310_04medical/231120/medical02_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第2回 11/20)《内閣府》
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(3)患者視点でのオンライン診療への期待
①初診対応を含む一般科医療と同じ枠組みでの制度化
・障害者の権利に関する条約 第二五条は、締約国に対して障害者に他の者と同質の保健医療サービ
スを提供する立法上及び運用上の措置を講じるよう求めている。その意味でオンライン診療につい
ては、オンライン診療の適切な実施に関する指針(平成30年3月・令年5年3月一部改訂・厚生労働
省)を基本としながら、精神科以外の患者と同様に医療を受ける機会を提供する手段として捉え、整
備される必要がある。
・情報通信機器を用いた精神療法に係る指針(以下、ガイドラインと記載)には、「(患者は)対面診療に
心理的負担を感じる」とある。この文言は、オンライン診療の場合なら診察室で無理矢理に押さえつ
けられて、そのまま非自発的入院となる心配がないという文脈で加えることが提案された経緯があ
る。非自発的入院の経験は、精神障害当事者にとって苦痛のために心的外傷になり得るものであり、
結果として医療不信に陥ることもある。また、深刻な虐待が常態化している病院も存在すると報道で
指摘されており、精神科医療全体への信用の問題も見逃せない。
・そのような中で警戒心から初診を含めてもオンライン診療にしたいと望む声があるのは当然である。
今後は精神科の初診についても取り扱うガイドラインの検討が必要である。
(参考)「情報通信機器を用いた精神療法に係る指針」(https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001113657.pdf)

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