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資料1-2-3 全国「精神病」者集団 御提出資料 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2310_04medical/231120/medical02_agenda.html |
出典情報 | 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第2回 11/20)《内閣府》 |
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(3)患者視点でのオンライン診療への期待
②患者が期待する医療者との信頼関係
医療者と患者における信頼関係の構築についてはガイドラインの検討にあたって中心的な議論のひと
つとなった。しかし、ここでいう信頼関係の構築とは並列的な関係ではないことを特筆するべきであ
る。たとえば、病識は単に病気であることの自覚を意味するものではなく、治療の必要性を理解して
自ら治療を受けようとする状態とされる。ここには、無条件で患者は医療を受けるべきという固定観
念があり、治療を受けないのなら病識欠如というかたちで、医療者側の主張のみを軸とした判断がな
されている。このような権力勾配における信頼関係というものは、専ら市民や患者が想定する信頼関
係のそれとは構図が大きく異なる。
・患者が期待する本来的な信頼関係の構築とは、到達点ではなく、治療・援助する者と対象者との相互
のコミュニケーションプロセスである。よって、オンライン精神療法を継続する中で信頼関係が形成、
構築されることも大いにありうる。対面診療ありきからオンライン精神療法の妥当性を検討する方
法は必ずしも適当とは言えない。
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②患者が期待する医療者との信頼関係
医療者と患者における信頼関係の構築についてはガイドラインの検討にあたって中心的な議論のひと
つとなった。しかし、ここでいう信頼関係の構築とは並列的な関係ではないことを特筆するべきであ
る。たとえば、病識は単に病気であることの自覚を意味するものではなく、治療の必要性を理解して
自ら治療を受けようとする状態とされる。ここには、無条件で患者は医療を受けるべきという固定観
念があり、治療を受けないのなら病識欠如というかたちで、医療者側の主張のみを軸とした判断がな
されている。このような権力勾配における信頼関係というものは、専ら市民や患者が想定する信頼関
係のそれとは構図が大きく異なる。
・患者が期待する本来的な信頼関係の構築とは、到達点ではなく、治療・援助する者と対象者との相互
のコミュニケーションプロセスである。よって、オンライン精神療法を継続する中で信頼関係が形成、
構築されることも大いにありうる。対面診療ありきからオンライン精神療法の妥当性を検討する方
法は必ずしも適当とは言えない。
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