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○在宅(その5)について 総-3 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00227.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第568回 11/29)《厚生労働省》
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訪問薬剤管理に係る中医協における主なご意見
<令和5年7月12日 中医協総会 在宅について(その1)>
○ 在宅医療の需要は2040年に向けさらに増大することが予想されており、患者が状態や疾患に応じて希望される場所で看取りがなされるよう、診療報酬上も適
切な対応を検討していく必要がある。
○ 多職種連携の推進のため、どのような役割が果たされているか実態を丁寧にみていくことが必要。連携を進めるためには医師の訪問に同行した場合などに
ついて、評価を含めて検討すべき。
○ 高齢者施設等への訪問対応については、各施設類型における課題について、それぞれの施設の特性を踏まえた形で適切な評価を検討すべき。
○ 医療用麻薬や医療材料について、備蓄・管理や廃棄ロスも含めて大きな負担となっており、適切な評価を検討すべき。
○ 終末期の患者における現状の緊急訪問の評価だけでなく、頻回な訪問や時間外対応に関しての評価について検討すべき。
○ 夜間休日の対応については、周辺の薬局と連携して対応することも含め、地域で分かるようにしていくことが必要。
○ 在宅中心静脈栄養法加算と在宅患者医療用麻薬持続注射療法加算については、介護保険を利用する患者においても薬学的管理はされており、現状では医
療保険側でしか評価がないため、評価の在り方について検討すべき。
<令和5年10月4日 中医協総会 在宅について(その2)>
○ 在宅における緩和ケアにおいては、医療用麻薬の使用は不可欠で、第8次医療計画においても、麻薬調剤や無菌調剤等の高度な薬学管理が可能な薬局の
整備を進めていくこととなっている。自宅や施設など患者の望む場所での医療が過不足なく提供できるよう、休日夜間を含めた緊急対応なども含めて、医師を
中心とした多職種連携のもとで対応できるよう検討することが必要。
<令和5年10月20日 中医協総会 在宅について(その3)>

○ 薬局においても、医師・歯科医師・訪問看護師・ケアマネジャーや高齢者施設・障害者施設等との連携は不可欠であり、患者・利用者の服薬状況等について、
薬剤師自ら医薬品の使用状況等を把握し、他職種に情報提供するだけではなく、他職種からも情報を収集し、それをより良い薬物治療に役立てていくことが
必須である。
○ 薬剤師が施設スタッフと連携し、入居者一人ひとりについて丁寧に検討し、それぞれに合わせた薬剤の調整、説明の仕方、薬剤管理などを行うことが必要。
<令和5年11月8日 中医協総会 調剤について(その2)>

○ 介護支援専門員などの他職種との情報連携も不可欠。その際に、質の高い指導や在宅におけるチーム医療の推進のためには、単なる服薬情報だけではな
く、嚥下や口腔機能、排便や睡眠の状況など患者の生活情報を多職種で共有することにより、有意義な連携が一層進められるような対応が必要。
○ 「医療用麻薬の供給体制」については、様々な成分・規格・剤形の医療用麻薬が流通しており、患者の状態等に応じた使い分けが必要となる。また、薬局にお
いて医療用麻薬を取り扱うには、通常の医薬品とは異なり、関係法令による規制に従った厳格な保管・管理を行う必要があり、廃棄には所要の手続き等が必
要となる。地域の様々なニーズに対応するために、多様な剤形・成分・種類を取り揃え、備蓄管理を行うことは薬局にとって管理コストのみだけではなく、廃棄
ロスも含めて大きな負担となっている。
○ 医療材料の供給についても、患者ごとに提供する医療材料の規格が異なることから、複数の規格を揃える必要や、包装単位が大きい問題や償還価格が仕
入れ価格を下回るいわゆる逆ざやもあり、現場では大変苦労しており、診療報酬上で何かしらの配慮が必要と考える。
○ 医療用麻薬の無菌製剤について、高濃度の医療用麻薬を持続注射することも多くあるため、原液のまま無菌環境の下で、調整・充填した場合についても評
価の対象とすべき。

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