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資料1   基幹型臨床研修病院の指定の基準(年間の入院患者数)の在り方について[1.6MB] (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36634.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和5年度第4回 12/1)《厚生労働省》
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年間入院患者数の基準についての対応方針(案)
〇 臨床研修の基本理念に掲げる「一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能
力を身に付ける」ためには、幅広く豊富な症例を経験できることが望ましく、そうした経験が可能な体制を確保するため、基
幹型病院の指定の基準の1つとして、年間入院患者数が定められている。
〇 こうした中、離島においては、人口規模が小さいものの地域の急性期医療が完結的であり、「一般的な診療において頻繁に
関わる負傷又は疾病」について、一般に、離島の中核的な病院において幅広く受入れがなされていると考えられるため、年間
入院患者数の基準を満たさなくとも、一定の条件を満たす場合には、例外的に基幹型病院として指定することが考えられる。


その際、その他の指定の基準を満たすとともに、豊富な症例を経験できる体制の確保を確認できるよう、
・当該離島の二次医療圏内に他に基幹型病院が存在しておらず、当該病院が当該二次医療圏において年間入院患者数及び救
急患者数が最大の場合に限るとともに、
・「臨床研修の到達目標、方略及び評価」の「Ⅰ 到達目標」を達成するために必要な症例が確保されていることを証明した
場合に
指定することが考えられる。

(注)二次医療圏は、各都道府県において、一般の入院に係る医療を提供する地域的単位として設定されている。二次医療圏の設置に当たっては、地理的条件等の自然
的条件、日常生活の需要の充足状況、交通事情等の社会的条件を考慮。

〇 これらを踏まえ、その他の指定の基準とともに、以下の条件①②を全て満たす場合に限り、年間入院患者数が2,700人未満
であっても、新たに基幹型病院として指定することを可能としてはどうか。
①離島のみで構成される二次医療圏において、他に基幹型病院としての指定を受けた病院がなく、年間入院患者数及び救急患
者数が最大の病院であること
②都道府県知事が行う個別の実地調査等により、適切な指導体制が確保され、かつ、「臨床研修の到達目標、方略及び評価」
の「Ⅰ 到達目標」を達成するために必要な症例が確保されている※など、研修医が基本的な診療能力を修得することができ
ると認められること
※ 「臨床研修の到達目標、方略及び評価」で定める29症候及び26疾病・病態を経験できる
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