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別紙2○新規技術(2月受理分)の先進医療A又は先進医療Bへの振り分けについて(案) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00066.html
出典情報 先進医療会議(第129回 2/8)《厚生労働省》
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別紙2-1
様式第5号

先進医療の内容 (概要)
先進医療の名称:自己脂肪組織由来多系統前駆細胞を用いた歯周組織再生療法
適応症:既存の歯周組織再生療法の適応にならない重度歯周病
内容:
(先進性)
本技術は、従来の歯周組織再生療法では十分な組織再生が見込めないと判断された患者を対象
とする。すなわち、歯周病に対する原因除去療法(歯周基本治療)を行った後に歯周外科治療が
実施可能と判断された患者のなかから、日本歯周病学会発行の歯周治療のガイドラインに記され
た歯周組織再生療法の適応とならない歯周組織欠損を有する患者を対象とする。本技術は、これ
まで治療が困難であった重度歯周病に対する歯周組織再生療法として unmet medical needs を
満たす治療法となる。
(概要)
大阪大学歯学部附属病院および東北大学病院にて、患者からの同意を取得した後、各種スクリ
ーニング検査を実施し、適格基準を満たすことを確認し、登録する。腹部皮下脂肪組織を採取後、
同組織を Adipo Medical Technology 社に輸送し、脂肪組織由来多系統前駆細胞(ADMPC)を単
離、培養する。同社にて凍結保存された ADMPC を各病院に輸送し、歯科用骨補填材である炭酸
アパタイト製剤と混和したうえで歯周外科手術時に歯槽骨の欠損部に自己移植する。その後、事
前に定めたスケジュールに従い、移植 36 週後まで有効性および安全性に関する各種検査を実施
する。
(効果)
本技術は、臨床的アタッチメントレベルの獲得、歯周ポケット深さの減少、ならびに歯槽骨の
再生効果が期待でき、歯周病による歯の喪失を防ぎ、歯の寿命の延伸に繋がる。
(先進医療にかかる費用)
本技術に係る総費用は 356 万円である。先進医療に係る費用は 350 万円で、そのすべては研
究者負担(研究費等)によって支弁されるため、患者負担はない。

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