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資料1 肝炎対策基本指針について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24446.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第29回 3/18)《厚生労働省》
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平成23年5月16日策定
平成28年6月30日改正
令和4年 3月 7日改正

肝炎対策基本指針の概要
事項













第1

肝炎の予防及び肝炎医療の推 ○ 「肝炎の完全な克服」を達成することで、肝硬変又は肝がんへの移行者を減らすことを目標とし、肝がんのり患率をでき
進の基本的な方向
るだけ減少させることを具体的な指標として設定すること。

第2

○ 新たな感染を予防するため、肝炎についての正しい知識を普及することが必要であること。
肝炎の予防のための施策に関
○ B型肝炎母子感染予防対策の取組を進めること、引き続きB型肝炎ワクチンの定期接種、C型肝炎のインターフェロンフ
する事項
リー治療等を推進していくこと。

○ 全ての国民が少なくとも一回は肝炎ウイルス検査を受けることが必要であることを周知すること。
○ 受検者の利便性及び職域等におけるプライバシーに配慮して肝炎ウイルス検査を受検できる体制の整備等を引き続き進め
肝炎検査の実施体制及び検査
第3
ること。
能力の向上に関する事項
○ 健康診断時等に併せて肝炎ウイルス検査が実施されるよう、医療保険者や事業主等の関係者の理解を得て、その促進に取
り組むこと。
○ 全ての肝炎患者等が継続的かつ適切な肝炎医療を受けられるよう、地域での肝炎診療ネットワークの構築をさらに進める
必要があること。
肝炎医療を提供する体制の確
第4
○ 受診勧奨及び肝炎ウイルス検査後のフォローアップに関する取組を推進すること。
保に関する事項
○ 働きながら継続的に治療を受けることができるよう、事業者等の関係者の理解及び協力を得られるように啓発を行う必要
があること。
第5

肝炎の予防及び肝炎医療に関 ○ 肝炎医療コーディネーター等の、肝炎の感染予防について知識を持つ人材や、感染が判明した後に適切な肝炎医療に結び
する人材の育成に関する事項
つけるための人材の育成と活躍の推進に取り組むこと。

第6

肝炎に関する調査及び研究に ○ これまでの成果を肝炎対策に適切に反映するため、研究実績を総合的に評価、検証するとともに、肝炎対策を総合的に推
関する事項
進するための基盤となる肝炎研究を推進すること。

第7

肝炎医療のための医薬品の研 ○ 肝炎医療に係る最近の動向を踏まえ、特に、B型肝炎、肝硬変及び肝がんを含むがんの治療に係る医薬品を含めた、肝炎
究開発の推進に関する事項
医療に係る新医薬品等の研究開発の促進、治験及び臨床研究の推進、審査の迅速化等が必要であること。

肝炎に関する啓発及び知識の
○ 肝炎ウイルス検査の受検勧奨や新たな感染の予防、不当な差別を防ぎ、肝炎患者等の人権を守り、社会において安心して
第8 普及並びに肝炎患者等の人権
暮らせる環境をつくるため、普及啓発が必要であること。
の尊重に関する事項
○ 肝炎患者等及びその家族等に対する支援の強化及び充実を図ること。
○ 肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業について、その実施状況も踏まえながら、効果的な活用に向けた周知も含めた方策
について、検討を行うこと。
その他肝炎対策の推進に関す ○ 国は、都道府県に対して、地域の実情に基づき関係者と協議のうえ、肝炎対策に係る計画及び目標の設定を図る様に促す
第9
る重要事項
こと。
○ 国民一人一人が、自身の肝炎ウイルス感染の有無を確認すること、感染の可能性がある行為について正しい知識を持ち、
新たな感染が生じないように適切に行動すること、肝炎患者等に対する不当な差別が生じること等のないよう、正しい知識
を身につけ、適切な対応に努めること。