よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


○入院(その8)について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00129.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第506回 12/17)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

入院分科会のとりまとめ及びとりまとめにおける指摘事項②
(評価項目)
○ 「点滴ライン同時3本以上の管理」
・「点滴ライン同時3本以上の管理」に該当する患者の使用薬剤の種類数について分析すると、4種類が最も多かった一方で、
同時3本以上という要件でありながらも2種類以下という患者が存在し、評価指標として適切か検討が必要との指摘があった。
・必要度Ⅱでは、レセプト電算処理システム用コードを用いた評価であるため、コードによっては使用薬剤が2種類以下となる場
合もあることも踏まえる必要があるのではないか、という指摘があった。
○ 「心電図モニターの管理」
・「心電図モニターの管理」については、医師が医学的必要性から装着の必要性を判断している医療機関がある一方で、心電
図モニターの保有台数等、医学的必要性以外の理由で装着を決定している医療機関もあるのではないかとの指摘があった。
こういった背景については、単に「心電図モニターの管理」に該当しているという結果のみから分析を進めても、議論を進めるこ
とが難しいのではないか、という指摘があった。
・これらの実態や指摘も踏まえると、「心電図モニターの管理」は、純粋に患者の状態を反映しているとは必ずしも言えない、と
の指摘があった。
・急性期における評価指標として適切かという観点から検討する余地があり、今回示された他の項目の該当割合との掛け合わ
せの結果や、本項目を除外した場合の影響も見ながら、検討することがよいのではないか、との指摘があった。
・医学的必要性がない項目である場合、看護師の手間が不必要に増えてしまう観点も踏まえて検討することが必要、との指摘
があった。
○ 「輸血や血液製剤の管理」
・「輸血や血液製剤の管理」の有無別に医師による診察の頻度をみると、「輸血や血液製剤の管理」有りの方が、診察が頻回な
患者の割合が高く、看護師による直接の看護提供の頻度も同様の傾向であったことを踏まえ、評価を見直してはどうかという
指摘があった。

○ B項目について、「口腔清潔」と「衣服の着脱」や「口腔清潔」と「食事摂取」の相関をみたところ、高い正の相関がみられた。
○ 令和2年度診療報酬改定におけるC項目の該当日数の見直しの影響について、今後も注視していく必要があるとの指摘が
あった。

4