長時間労働医師への面接指導実施医師養成講習会ロールプレイ研修
○ より効果的な面接指導の実施方法を医師に修得していただくため、講習会修了者のうち、希望者に対して、
長時間労働医師に対する面接指導に関するロールプレイ研修（オンライン）を計28回開催（令和５年８月20日
～令和６年３月２日）し、約800名の医師がロールプレイ研修を受講した。
○ ロールプレイ研修では、受講者は４時間で６つのシナリオを題材にロールプレイを行った。３人１組でロール
プレイを実施（面接指導実施医師役・面接指導対象医師役・観察者）する中で、現場の状況に即したシナリオ
でロールプレイを行う緊張感、産業医経験豊富なファシリテーター、及びロールプレイそのものの教育効果等
もあり、受講後のアンケート（回答率95％）では95％以上の受講者から、面接指導実施医師を務めることに関
する自信を「十分得られた」・「ある程度得られた」という前向きな回答を得た。
＜アンケート結果の概要＞
ロールプレイ研修を受講する事で面接指導実施医師を務めることに自信を得られたか。
自信は十分に得られた
14% ( 105/758名) / 自信はある程度得られた 83% ( 631/758名)
自信はあまり得られなかった 3% ( 22/758名) / 自信は得られなかった
0% ( 0/758名)

各回答についての理由（自由記載・一部抜粋）
【自信は十分に得られた】
• ロールプレイのケースが実際の状況に近い形で提示されていたから。
• 複数のケースのロールプレイ及び質疑応答で疑問点が解決したから。
• ロールプレイが予想以上に大変緊張し、本番さながらであったから。
• 面接指導実施医師役を２回実践する機会が用意されていたから。
【自信はある程度得られた】
• グループの中に、産業医の方がいて、参考になる意見を聞くことができたから。
• ロールプレイは勉強になったが、細かい対応の難しさも痛感したから。
• 面接指導対象医師の協力が得られるか、職場が適切に対応してくれるのかが心配だから。
【自信はあまり得られなかった】
• ロールプレイと実際の面談では、違いが大きいと思うから。
シナリオの例（ロールプレイ研修ワークブック（第２版）より引用）

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