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【資料1-1】(1)介護サービス事業者における業務継続に向けた取組状況の把握およびICTの活用状況に関する調査研究事業(結果概要)(案)[1.5MB] (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38545.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第240回 3/18)《厚生労働省》
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(1).介護サービス事業者における業務継続に向けた取組状況の把握及びICTの
活用状況に関する調査研究事業
B.ヒアリング調査(テレビ電話等の活用)
【ヒアリング結果】
⃝ アンケート調査の回答を踏まえて、事業所のばらつきがないように実施したヒアリングの結果を「活用
してのメリット」「活用に消極的な理由」「活用においての課題」の3つのカテゴリーに分類した。
カテゴリー

主なヒアリング結果

活用してのメリット

• 議論形式ではなく、各事業所が1人ずつ報告を行うような会議にはテレビ電話は有効であ
る。(居宅介護支援)
• 会議のための会場移動時間を削減できる。(地域密着型特定施設入居者生活介護)
• 利用者の状態等の写真を画面共有できる点が便利だと感じる。(短期入所生活介護)
• 会議室へ集まる必要が無いため、感染症対策として有効である。(通所介護)
• 隔離された利用者等が、他の利用者や家族等と関われないことによる不安を軽減できた。
(介護老人福祉施設)
• オンラインの研修等に職員が積極的に参加するようになった。(介護老人保健施設)

活用に消極的な理由

• 電話、FAX、メールで事足りているので、あまり必要性を感じない。(居宅介護支援)
• テレビ電話を用いての会議では、相手の温度感が分かりづらく、同時に発言してしまい聞
き取りずらいこともある。(介護老人福祉施設)
• セキュリティに関する不安がある。(居宅介護支援)

活用においての課題

• サービス担当者会議等にテレビ電話を導入する場合、利用者宅には端末がないため、利用
者宅へ職員が機材を持ち込む必要がある。(定期巡回・随時対応型訪問介護看護)
• 高齢の職員を中心に、使い方に習熟するのに苦労した。(地域密着型通所介護)
• 電波環境の問題か、音声のやり取りでトラブルが発生する。(認知症対応型通所介護)
• 施設内でテレビ電話を用いて会議を行うための、静かな環境を確保することが難しい。
(介護老人保健施設)
• ICT機器の維持には費用がかかる。国として新しいICTを導入する場合は、5年後、10年後
の買い替えも見据えてシステムを維持・継続できるような配慮をしてほしい。(定期巡
回・随時対応型訪問介護看護)
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