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【資料2】 評価シート(1)~(6)[445KB] (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38545.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第240回 3/18)《厚生労働省》
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【評価シート】
事業番号

(4)

調 査 名

LIFE の活用状況の把握および ADL 維持等加算の拡充の影響に関する調査研
究事業
令和5年度の調査時点で LIFE を導入している事業所に対し、令和3年度から
開始された LIFE の入力にかかる課題等に関するモニタリングを行うとともに、

検 討 課 題 更なる LIFE の活用に向けた検討を行った。
また、介護保険総合 DB に登録された全国データを用いて、LIFE に関連した
加算の算定状況や、ADL の変化等についての分析を行った。

検討すべき課題の妥当性

A:とてもよい B:よい C:あまりよくない D:よくない

令和 3 年度から開始した LIFE について、事業所の課題やフィードバックをはじめとした
PDCA サイクル全般を通じた取組状況及び、LIFE 活用における効果と課題の把握は検証す
べき重点課題であり、課題設定として妥当である。
また、ADL 維持等加算の調査については、介護報酬改定に直結する調査であり、介護報
酬改定検証調査としての課題設定は適切である。
A:とてもよい B:よい C:あまりよくない D:よくない
検討課題から見た対象の妥当性
アンケート調査では LIFE を利活用する加算に該当するサービスを網羅しつつ、過去 2 年
間で実施した調査回答事業所と比較可能な調査設計をしており、検討課題沿った調査対象の
設計である。
データベース分析については、介護保険総合 DB に登録された複数年の全データを対象と
しており、調査対象として妥当である。

検討課題からみた方法論の妥当性

A:とてもよい B:よい C:あまりよくない D:よくない

アンケート調査・ヒアリング調査では、データベース分析では把握ができない項目に絞って
調査を行っている。LIFE 関連加算算定事業所は約 5 割の回収率であり、介護報酬改定の検討に
資する回答数を確保できている。今年度調査結果だけでなく、過去 2 年間の調査結果との比較
を組み合わせて分析する等、多様な観点で分析を行っている。
データベース分析については、アンケート調査と比較して追加の事業所負担が少なく全国の
データを把握できる点で有用な手法であると考えられる。分析方法もサービス別や加算算定有
無別等の層別化による比較を行っており、適切である。

結果及び結果から導かれる結論の妥当性

A:とてもよい B:よい C:あまりよくない D:よくない

LIFE の利用場面として、ケアの見直しや多職種連携での活用が進みつつあることが伺え
た。また、LIFE にデータ提出をする加算が複数あることによる課題が明らかになった。フ
ィードバック票については、理解度の観点では改善の余地があるため、今後の施策検討に資
する調査結果であった。
データベース分析については、加算の算定率やログイン状況等、全国の実態を適切に把握
することができ、LIFE の利活用が進んでいることが把握できた。Barthel Index を用いた
分析については、いくつかの項目で群間に有意な差が見られたが、その意味については丁寧
に議論を重ねる必要がある。

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