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医療的ケア児とその家族に対する支援に関する調査-小学校における医療的ケアの実施体制の構築を中心として-概要 (1 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/hyouka_240308000171690.html
出典情報 医療的ケア児とその家族に対する支援に関する調査-小学校における医療的ケアの実施体制の構築を中心として-(3/8)《総務省》
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「医療的ケア児とその家族に対する支援に関する調査

-小学校における医療的ケアの実施体制の構築を中心として-」の結果(概要)
通知日:令和6年3月8日 通知先:文部科学省

調査の背景
 近年、医療技術の進歩を背景に、たんの吸引や経管栄養等の医療的ケア
が日常的に必要な「医療的ケア児」が増加
 令和3年9月に医療的ケア児支援法が施行され、学校において保護者の付添い
がなくても適切な医療的ケア等の支援を受けられるよう、看護師等の配置
の措置等について規定。施行後3年(令和6年9月)の見直し規定あり
 しかしながら、保護者が付添いを求められたため、離職・休職をせざるを得なく
なったといった事例が発生

調査結果

 小学校就学時における医療的ケア実施体制の確保について、

在宅の医療的ケア児の推計値
(平成17年~令和4年)

(人)

20,000

9,987
10,000
0

H17

当省の意見

①就学予定の医療的ケア児の把握が遅れた事例や看護師等
確保に向けた動き出しの遅れ等により医療的ケア実施者
を確保できていない事例(一方で、医療的ケア児の情報

関係部署等と連携した医療的ケア児
の早期把握、保護者等への早期の
アプローチの促進

②給与水準の低さ、勤務環境に対する不安、小学校勤務
という働き方の認知度不足等により看護師の確保が困難
との教育委員会の意見

看護師の確保が困難である要因
を踏まえた支援方策の検討

を確実に把握し、就学に係る保護者の意向を早期に確認できる
よう工夫を行っている教育委員会あり)

 小学校における医療的ケアの実施について、

看護師の休暇時や校外学習時等、様々な場面で保護者の
付添いが発生している事例(一方で、付添いが生じないよう

採用や配置の工夫を行っている教育委員会あり)

 在校時の災害発生への備えについて、

①医療的ケアに必要な物品等の備蓄や人工呼吸器用の
非常用電源の確保が行われていない状況
②学校での待機長期化時の対応の取決めが行われていない状況

20,385

医療的ケア実施者の配置・採用
形態の工夫等による付添いの解消
の取組の促進
必要な物品の備蓄・準備方法を
あらかじめ取り決めておくなど、
災害発生時にも医療的ケアが実施
できる環境の整備

H25

R4

期待される効果

保護者の付添いの解消
災害発生時における的確な
医療的ケアの実施

個々の児童の心身の状況
等に応じた教育機会の
確保
家族の離職・休職防止

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