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ライフサイエンス委員会 これまでの議論(論点別)素案 更新版 概要 (2 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2024/02/112060221.html
出典情報 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 ライフサイエンス委員会 (第112回 2/16)《文部科学省》
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ライフサイエンス委員会 これまでの議論(論点別) 素案(2)
令和6年2月16日更新版

3.具体的な対応方策
(1)基盤力(基礎研究、人材育成、研究基盤)
基礎研究力

・ 挑戦的・探索的・萌芽的な基礎研究は研究の多様性の源泉。 ・ 流行に左右されない研究が容認される我が国のメリットを活か
したDisruptive(破壊的)な研究。
・ すべての生物を対象とした基礎生命科学分野への研究支援。
・ 数十年先を見据えた「視野の長い基礎研究」。

・ 「楽しく奥深い基礎研究」が維持できるような支援。

・ AIや量子などの異分野の知見の活用。

人材育成

・ 研究に専念できる環境の不足が最も深刻(特に臨床研究系
の研究時間の低下)。

<研究支援人材>

・ 若手研究者が経済的な基盤を持って人生を安心して歩んでい
ける環境整備。

・ 解析機器のコアファシリティ化による最新技術の積極導入、共
同研究ではなく業務としてのオミクス解析・知財出願のサポート、
関連人材のキャリア形成といった観点も重要。

・ 若い有能な研究者が早期に独立できる制度及び独立後のス
タートアップ支援。

・ 研究支援人材の継続的な確保。

<データサイエンス、数理、AI人材>

・ 長時間労働、アンコンシャスバイアスの是正。

・ データサイエンスとライフ・バイオを横断する人材の戦略的育成。

・ 特に医学系の研究者の流動性向上。

・ 多様な人材によるチームが当たり前との意識の醸成。

・ 制度・財政面の両面からの海外留学奨励。

<その他>

・ 最先端のライフ人材や数理科学、情報科学、統計学分野の
専門家を呼び込むための待遇面の改善も含めた支援策。

・ 学会のスリム化、研究費の報告書の簡素化、経費の使途制
限に伴う負担の軽減、研究計画変更の柔軟化等を通じた研究
時間の確保。

・ さきがけ/ACT-X/PRIMEなど、アドバイザーや有識者が助言し
ながらコミュニティを形成するような取組の充実・拡充。
・ 研究費支援に当たってのメンターの活用。

・ 大学院生の活用と経済的支援・ライフイベントとの両立支援。

・ 高等教育や初中教育政策と連携した人材育成施策の議論
(大学におけるダブルディグリー、小中高生へのアプローチ等)。

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