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参考資料3 医療安全情報67 号_高カロリー輸液の投与経路に関する注意について[2.1MB] (3 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38901.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和5年度第3回 3/22)《厚生労働省》 |
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No.67 2024年 1月
■ 医薬品医療機器総合機構 PMDA 医療安全情報
https://www.pmda.go.jp/
2 末梢・中心静脈の両経路で用い得るが注意が必要な輸液について
(事例2) 中心静脈(CV)ルートより70%糖液とアミノ酸輸液が投与されていたが、感染兆候のために抜去
となった。医師は、70%糖液は末梢静脈からの投与が可能と思い込み、末梢静脈から投与する
よう指示した。投与経路の変更のみであったため、薬剤師による確認は行われなかった。末梢静
脈より投与開始後、静脈炎がみとめられ、70%糖液は末梢静脈から投与すべきではなかったこと
が発覚した。
安全使用のために注意するポイント
末梢静脈投与と中心静脈投与の場合で用量等が異なる輸液があります。最新の添付文
書を確認しましょう。
50%以上の高濃度(高浸透圧)ブドウ糖液のバッグ製剤(200mL以上)は高カロリー輸液
として使用されるため、中心静脈から投与する必要があります。
濃度や用量等により投与経路を変える必要がある輸液の例 (五十音順)
販売名
薬効分類名(又は一般的名称等)
浸透圧比
(生理食塩液に対する比)
アミゼットB輸液
総合アミノ酸製剤
約3
アミニック輸液
総合アミノ酸製剤
約3
アミノレバン点滴静注
肝性脳症改善アミノ酸注射液
約3
アミパレン輸液
総合アミノ酸製剤
約3
大塚糖液
日本薬局方 ブドウ糖注射液
キドミン輸液
腎不全用アミノ酸注射液
約2
テルフィス点滴静注
肝性脳症改善アミノ酸注射液
約3
テルモ糖注
日本薬局方 ブドウ糖注射液
ネオアミユー輸液
腎不全用総合アミノ酸注射液
約2
ヒカリレバン注
肝性脳症改善アミノ酸注射液
約3
プロテアミン12注射液
総合アミノ酸製剤
約5
モリプロンF輸液
総合アミノ酸製剤
約3
モリヘパミン点滴静注
肝不全用アミノ酸注射液
約3
大塚糖液5%:約1
(濃度によって異なります)
テルモ糖注5%:約0.9
(濃度によって異なります)
これらの輸液を高カロリー輸液法で投与する場合は、中心静脈から持続点滴注入します!
発行者 :
独立行政法人
医薬品医療機器総合機構
お問合せ先 :
TEL 03-3506-9486(ダイヤルイン)
E-mail iryo-anzen@pmda.go.jp
■ 医薬品医療機器総合機構 PMDA 医療安全情報
https://www.pmda.go.jp/
2 末梢・中心静脈の両経路で用い得るが注意が必要な輸液について
(事例2) 中心静脈(CV)ルートより70%糖液とアミノ酸輸液が投与されていたが、感染兆候のために抜去
となった。医師は、70%糖液は末梢静脈からの投与が可能と思い込み、末梢静脈から投与する
よう指示した。投与経路の変更のみであったため、薬剤師による確認は行われなかった。末梢静
脈より投与開始後、静脈炎がみとめられ、70%糖液は末梢静脈から投与すべきではなかったこと
が発覚した。
安全使用のために注意するポイント
末梢静脈投与と中心静脈投与の場合で用量等が異なる輸液があります。最新の添付文
書を確認しましょう。
50%以上の高濃度(高浸透圧)ブドウ糖液のバッグ製剤(200mL以上)は高カロリー輸液
として使用されるため、中心静脈から投与する必要があります。
濃度や用量等により投与経路を変える必要がある輸液の例 (五十音順)
販売名
薬効分類名(又は一般的名称等)
浸透圧比
(生理食塩液に対する比)
アミゼットB輸液
総合アミノ酸製剤
約3
アミニック輸液
総合アミノ酸製剤
約3
アミノレバン点滴静注
肝性脳症改善アミノ酸注射液
約3
アミパレン輸液
総合アミノ酸製剤
約3
大塚糖液
日本薬局方 ブドウ糖注射液
キドミン輸液
腎不全用アミノ酸注射液
約2
テルフィス点滴静注
肝性脳症改善アミノ酸注射液
約3
テルモ糖注
日本薬局方 ブドウ糖注射液
ネオアミユー輸液
腎不全用総合アミノ酸注射液
約2
ヒカリレバン注
肝性脳症改善アミノ酸注射液
約3
プロテアミン12注射液
総合アミノ酸製剤
約5
モリプロンF輸液
総合アミノ酸製剤
約3
モリヘパミン点滴静注
肝不全用アミノ酸注射液
約3
大塚糖液5%:約1
(濃度によって異なります)
テルモ糖注5%:約0.9
(濃度によって異なります)
これらの輸液を高カロリー輸液法で投与する場合は、中心静脈から持続点滴注入します!
発行者 :
独立行政法人
医薬品医療機器総合機構
お問合せ先 :
TEL 03-3506-9486(ダイヤルイン)
E-mail iryo-anzen@pmda.go.jp