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参考資料2 介護福祉士国家試験の検証に資するデータの分析報告書 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38935.html
出典情報 外国人介護人材の業務の在り方に関する検討会(第6回 3/22)《厚生労働省》
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おわりに



少子高齢化が進展する中、介護を必要とする方の急速な増加が見込まれる
とともに複雑化・多様化する介護ニーズへの対応が求められている。本検討
会では、高い専門性を有する介護人材の確保育成が喫緊の課題であることを
踏まえ、介護人材のすそ野を広げる観点から、介護福祉士を目指す方々が非
常に重要であると考え、介護福祉士資格取得を目指す受験者が一層受験しや
すくなる仕組みを検討した結果、パート合格の導入が望ましいとの結論を得
た。合わせて、パート合格の導入にあたり留意すべき点などを、検討会の提
言として取りまとめた。



世界に先駆け、介護分野の国家資格として創設され、日本の介護福祉制度
の発展を支えてきた介護福祉士の重要性を再認識し、また、介護福祉士を目
指す方々の志を大切にし、受験に向けた学習を試験制度からも後押しできる
よう、本検討会の提言を真摯に受けとめ、介護福祉士国家試験の在り方につ
いて必要な検討が行われることを期待したい。



また、介護福祉士の資格が社会の期待に応え信頼されるものであるために
は、試験の在り方を定期的に検討し、試験制度の不断の見直しを行う必要性
があることに留意願いたい。



なお、議論を進めるなかで、
・ 養成施設ルートの受験者の多くが合格する中で、養成施設ルートの受
験者にもパート合格を導入するメリットはあるか。
・ 全体の合格率が8割を超える中で、パート合格を全体に導入すること
は必要か。
・ 在留資格により受験機会が限られる外国人受験者にのみ導入すること
も検討できるのではないか。
・ 国家試験の受験機会は日本人、外国人によらずに全員に公平にあるべ
きではないか。
といった意見があった。パート合格の導入を検討する際に参考にされたい。

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