小児へのワクチン接種後の副反応に関する考え方（副反応疑い報告の状況に関するまとめ③）
最新の小児へのワクチン接種後の報告状況の整理
○ 副反応疑い報告制度において、集計期間中に小児へのワクチン接種後の副反応疑いとして報告された事例は以下のとおりであった。
【医療機関報告】
ファイザー社１価（オミクロン株XBB.1.5系統）ワクチン（５～11歳）
モデルナ社１価（オミクロン株XBB.1.5系統）ワクチン（６～11歳）

0件（0%）
0件（0%）

【製造販売業者報告】
ファイザー社１価（オミクロン株XBB.1.5系統）ワクチン（５～11歳）

2件（0.0015%）

モデルナ社１価（オミクロン株XBB.1.5系統）ワクチン（６～11歳）
であり、死亡として報告された事例はなかった。

0件（0%）

○ 今回の集計期間における心筋炎・心膜炎の製造販売業者の報告状況は以下のとおりであった。
【心筋炎】
・ファイザー社１価（オミクロン株XBB.1.5系統）ワクチン
・モデルナ社１価（オミクロン株XBB.1.5系統）ワクチン
【心膜炎】

ブライトン分類１-５ 1件

ブライトン分類１-３ 1件

ブライトン分類１-５ 0件

ブライトン分類１-３ 0件

報告事例はなかった。
※製造販売業者による調査結果、症例の重複等が判明し報告が取り下げられことがある。取り下げ状況によっては、累計報告件数が前回の集計期間時から減少すること等がある。
ブライトン分類１－５：すべての疑い報告事例、ブライトン分類１－３：心筋炎又は心膜炎と評価された事例

小児へのワクチン接種に関する論点のまとめ
○

今回、小児・若年者のXBBワクチンについて、累計で新型コロナウイルス関連の心筋炎の既往のある者でワクチン接種後に心筋炎が報告された事
例が２例目となったため、今後、小児・若年者への接種機会は減少すると考えるものの、接種に際して新型コロナウイルス関連の心筋炎・心膜炎
の既往を有する者に注意を払うとともに、接種後に心筋炎・心膜炎を疑う症状が生じた場合に速やかに医療機関を受診するよう重ねて注意喚起を
行うこととしてはどうか。（再掲）
○ 小児へのワクチン接種後の報告状況について、現時点においては、ワクチンの安全性に係る新たな懸念は認められないと考えてよいか。

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