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【参考資料1】急性呼吸器感染症サーベイランスの実施に向けた研究結果 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40300.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第85回 5/27)《厚生労働省》
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考察
• 2024年1-3月において全国21カ所の医療機関においてARIサーベイランス実証研究を実施した
• 特にB型インフルエンザウイルスに対してはILIを症例定義とした場合の検出割合が高い一方で、
SARS-CoV-2は変わらず、RSVはARIの方がやや高かった
• ARIおよびILIの症例定義からアレルギー様症状を除外しても検出割合は改善しなかった
• 高い陽性的中率を示す症状は、対象ウイルスによって異なることから発熱の有無によらない急性
呼吸器感染症を活用したサーベイランスが考えられる
• ARIサーベイランス(病原体)を実施する上で、検出割合が各病原体のトレンド把握に重要であり、
分母情報として陰性情報および呼吸器3ウイルス以外の検出情報を報告を求める必要がある

結論
急性呼吸器感染症の症例定義(案)

医師が感染症を疑い、直近1週間以内に咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁・鼻閉のどれか1つを発症した
外来患者
※ただし、受診時体温および発熱の有無についても情報収集する必要がある。
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