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【委員提出資料】山口委員提出資料.pdf (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41209.html
出典情報 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和6年度第4回 7/5)《厚生労働省》
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厚生科学審議会
医薬品医療機器制度部会

委員提出資料

令和6年7月5日
2024 年 7 月 5 日
厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会
部会長

福井 次矢 様


見 書
厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会 委員
山口 育子

令和 6 年度第 4 回医薬品医療機器制度部会に所用のため出席できません。そのため、下
記の通り、書面にて意見を提出いたしますので、ご検討の程、よろしくお願い申し上げま
す。

一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会の意見について
1.13 ページに 10~20 代の濫用はコロナ禍の自粛・社会的孤立の影響だと主張されてい
ますが、
「考えられる」
「可能性が高い」と表現されているように推測の域を超えませ
ん。一般用医薬品による濫用のきっかけはコロナ禍だったかもしれませんが、現在、
濫用が治まっているという証拠はないのではないでしょうか。実際に、濫用のおそれ
がある医薬品を濫用している SNS 上での情報交換や実態は明らかです。
2.以前のヒアリングの際に、濫用のおそれのある一般用医薬品の購入に際して「購入者
の記録、保管を義務として課されると大多数の国民の医薬品アクセスを妨害する」と
の主張をされていますが、医薬品の販売制度に関する検討会のとりまとめでは、記録
は「20 歳未満の者の購入や複数・大容量製品の購入等の必要な場合」という濫用のお
それのある場合に限定しています。「大多数の国民」が対象になるとは到底考えられ
ません。
3,今回、購入者が医薬品を手に取って選べなくなると「セルフメディケーションの理念
に正面から反する」「過剰規制はセルフメディケーションを著しく阻害する」と主張
されていますが、セルフメディケーションの解釈を誤っておられると感じます。自分
に必要な医薬品を選んで購入した後に、自らの体調を整えるのがセルフメディケーシ
ョンですが、「適切な医薬品を選ぶ」には専門家のサポートが必要で、そのために薬
剤師等が存在するのではないでしょうか。医薬品はそもそも危険なもので、だからこ
そ販売に規制をかけているわけです。制限をかけるから安全性が確保されます。言葉
を変えると不便にすることが安全につながるのであって、危険なものだから利便性の