よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2-3 日本介護福祉士会資料 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41488.html
出典情報 介護福祉士国家試験パート合格の導入に関する検討会(第2回 7/12)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

資格が、外国人介護人材の在留資格を得るためのもの、といった認識が広がり、介護
福祉士に対する国民の信頼を揺るがすことに繋がることを懸念する(いわゆる風評被
害)


介護福祉士に対する国民の信頼を揺るがすことは、日々介護現場で奮闘している仲
間のプライドを傷つけるだけでなく、結果として介護人材の新規参入を阻害すること
に繋がりかねない



また、パート合格の導入は、受験しやすい仕組みであるとともに、合格を目指しや
すい仕組みである。たとえ質が担保される仕組みだとしても、実務経験ルートの8割
以上が合格する試験を、より合格しやすくすることは、簡単に取得できる資格という
印象を強め、介護福祉士資格の社会的評価の低下に繋がりかねない



日本介護福祉士会としては、介護を必要とする国民の生活を守るためにも、介護現
場で奮闘する介護福祉士の仲間のためにも、介護福祉士資格の社会的評価を確保する
ためにも、こういった懸念を払拭しないまま、このパート合格が導入されることには
賛成できない



受験のしやすさからいえば、全都道府県に複数の試験会場を設置したり、年に複数
回の試験を実施したりするなどの対応をご検討いただきたい



なお、介護福祉士資格取得方法の一元化についていえば、介護福祉士の質を確保す
るために必要性があるとして法改正が行われたものの、種々の理由から、すでに4度
の延期が繰り返されており、15年以上が経過した現時点でも完全実施には至ってい
ない。職能団体としては、繰り返し求めているが、真に信頼が得られる資格制度とし
ていただくためにも、早期に、資格取得方法の一元化を実現することを強く要請する



介護分野における唯一の介護福祉士資格が、真に目指す価値あるものにすることこ
そが、介護人材の新規参入の促進への近道と考える
以上

2