介護福祉士資格取得方法の一元化の延期の全体像
○ 介護福祉士の国家資格は、「幅広い利用者に対する基本的な介護を提供できる能力を有する資格」。
○ 介護福祉士の資質の確保及び向上のためには、
・ 資格取得に当たってのそれぞれの教育プロセスにおける教育内容や実務経験を充実した上で、その水準を統一するとともに、
・ 資格を取得するためにはすべての者は一定の教育プロセスや実務経験を経た後に国家試験を受験するという形で、
資格取得方法の一元化を図るべきである。
「介護福祉士制度及び社会福祉士制度の在り方に関する意見」（平成18年12月12日社会保障審議会福祉部会）

平成19年に定まった一元化の方向性が、いまだに実現できていない。事実上４度にわたる延期。
平成19年改正
資質向上の視点
から資格取得方
法を一元化（全
ての者に一定の
教育プロセスと
国家試験義務付
けを実施）

延期①

延期②

事実上の延期③

事実上の延期④

（経過措置の導入）

（経過措置の延長）

平成23年改正

平成26年改正

平成28年改正

令和２年改正

新たな教育内容
(喀痰吸引等)を
踏まえ、国家試
験の義務付け等
を３年間延期

介護人材確保が
困難な状況等を
踏まえ、国家試
験の義務付け等
を１年間延期

【H24’→27’施行】

介護分野における
目下の深刻な人材
不足状況などを考
慮し、経過措置を
さらに５年間延期

【H27’→28’施行】

H29年度から新制度
を施行させつつ、試
験不合格でも介護福
祉士になれる経過措
置を導入し、事実上
５年間の延期

【H24’施行】

現在
完全実施
までの経過
措置期間

【R９’完全施行】

【H29'→R4'施行】

Japan Association of Certified Care Workers

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