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令和5年簡易生命表 概況版 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life23/index.html
出典情報 令和5年簡易生命表の概況 (7/26)《厚生労働省》
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(2) 特定死因を除去した場合の平均余命の延び
ある死因で死亡することがなくなったとすると、その死因によって死亡していた者は、その死亡年齢以
後に他の死因で死亡することになる。その結果、死亡時期が繰り越され、平均余命が延びることになる。
この延びは、その死因のために失われた平均余命としてみることができ、これによって各死因がどの程度
平均余命に影響しているかを測ることができる。また、老衰を他の死因と同様にとらえ、老衰についても
どの程度平均余命に影響しているかを測ることにする。
令和5年の特定死因を除去した場合の平均余命の延びを主要死因についてみると、0歳では、男女とも
悪性新生物<腫瘍>が最も大きく、次いで男は、心疾患、脳血管疾患の順に、女は心疾患、老衰の順になっ
ている。90歳においては男女とも老衰が最も大きく、次いで心疾患、悪性新生物<腫瘍>の順になっている。
前年と比較すると、悪性新生物<腫瘍>、心疾患及び脳血管疾患について、当該死因を除去した場合の平
均余命の延びは、0歳、65歳、75歳及び90歳のすべての年齢で男女ともおおむね短くなっている。また、
肺炎及び老衰について、当該死因を除去した場合の平均余命の延びは、すべての年齢で男女ともおおむね
長くなっている。
「悪性新生物<腫瘍>、心疾患及び脳血管疾患」を除去した場合の延びは、0歳では男6.06年、女4.96
年となっている。65歳では男4.93年、女3.93年、75歳では男3.67年、女3.15年、90歳では男1.47年、女1.51
年となっている。(表7)
表7

特定死因を除去した場合の平均余命の延び(主要死因)の推移
(単位:年)

年齢

除去する主要死因

悪性新生物<腫瘍>




(高血 圧性を除 く)



















0歳
65
75
90
0歳
65
75
90
0歳
65
75
90
0歳
65
75
90
0歳
65
75
90

令和元年
3.54
2.89
1.98
0.59
1.41
1.10
0.91
0.59
0.72
0.55
0.46
0.23
0.58
0.58
0.58
0.44
0.30
0.33
0.38
0.55

2年
3.55
2.93
2.03
0.62
1.44
1.12
0.93
0.61
0.71
0.55
0.45
0.22
0.49
0.49
0.48
0.36
0.36
0.40
0.45
0.65


3年
3.43
2.83
1.95
0.57
1.42
1.10
0.92
0.60
0.69
0.53
0.44
0.21
0.43
0.43
0.42
0.31
0.36
0.40
0.46
0.64

4年
3.19
2.62
1.80
0.50
1.41
1.09
0.89
0.54
0.66
0.50
0.40
0.18
0.38
0.38
0.37
0.26
0.36
0.40
0.45
0.61

5年
3.16
2.61
1.80
0.50
1.42
1.09
0.89
0.55
0.65
0.49
0.39
0.17
0.39
0.39
0.38
0.26
0.39
0.44
0.50
0.66

令和元年
2.84
1.96
1.36
0.41
1.28
1.20
1.13
0.78
0.67
0.58
0.52
0.31
0.42
0.42
0.41
0.31
0.88
0.93
0.99
1.17

2年
2.87
2.02
1.41
0.44
1.26
1.20
1.13
0.80
0.66
0.57
0.51
0.31
0.34
0.34
0.33
0.25
1.01
1.06
1.13
1.33


3年
2.81
1.97
1.37
0.42
1.23
1.16
1.09
0.77
0.62
0.54
0.48
0.29
0.29
0.29
0.29
0.20
1.08
1.14
1.21
1.44

4年
2.74
1.89
1.29
0.37
1.19
1.11
1.04
0.71
0.58
0.50
0.45
0.25
0.26
0.26
0.25
0.18
1.04
1.10
1.17
1.35

5年
2.69
1.87
1.28
0.37
1.17
1.09
1.02
0.69
0.57
0.49
0.43
0.24
0.27
0.27
0.26
0.18
1.11
1.18
1.25
1.43

0歳
6.65
6.69
6.49
6.11
6.06
5.45
5.46
5.28
5.07
4.96
65
5.43
5.50
5.32
4.97
4.93
4.34
4.39
4.24
4.01
3.93
75
4.07
4.15
4.01
3.70
3.67
3.55
3.58
3.44
3.22
3.15
90
1.72
1.79
1.70
1.48
1.47
1.79
1.84
1.75
1.55
1.51
注:1)令和2年は完全生命表による。
2)「悪性新生物<腫瘍>、心疾患(高血圧性を除く。以下同じ。)及び脳血管疾患」の数値は、以下の理由により「悪性新生物<腫瘍>」、「心疾患」及び「脳血管疾患」の
それぞれを合計した数値にはならない。
○「悪性新生物<腫瘍>、心疾患及び脳血管疾患」の数値:3つの死因を同時に除去していることから、3つのどの死因による死亡も発生しないものとして延びが計算
される。
○「悪性新生物<腫瘍>」「心疾患」「脳血管疾患」それぞれの数値:単独に死因を除去し、他の2つの死因を除去していないことから、当該2つの死因に よる死亡が発
生するものとして延びが計算される。
悪性新生物<腫瘍>、
心疾患(高血圧性を除く)
及び脳血管疾患

-7-