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【資料1】第1回検討会における主な御意見について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42139.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第2回 8/7)《厚生労働省》
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第1回検討会における主な御意見(精神障害者の権利擁護等①)
(非自発的入院)
○ 令和4年精神保健福祉法改正による医療保護入院の入院期間の法定化や入院者訪問支援事業は、小さな一歩かもしれないが大事なことである。
○ 障害者権利委員会の総括所見に従った制度改正に努力していくという長期的な目標に向けて、議論したい。
○ 令和4年改正法附則第3条の検討規定について、障害者権利委員会の総括所見への対応も踏まえ、先を見据えた形で法改正を検討していく必要
がある。
○ 医療保護入院が多くなっているが、障害者権利委員会の総括所見にもあるように人権擁護・地域生活中心の観点から、アウトリーチが中心とな
る方向性を目指すべき。
○ 医療保護入院が全体の5割を占めるのは望ましくない。ただし、医療保護入院だけ切り取って議論してはならず、精神保健福祉全体として非自
発的を是とせず、全体として考えるべき。これには人員配置基準の見直しも含まれる。
○ 精神科病院は地域共生社会を目指していく上での重要な社会資源であるという認識に立って、良質な精神医療体制をどのように作っていくのか
ということをこの検討会で議論したい。
(隔離・身体的拘束)
○ 入院における行動制限最小化の課題として、身体的拘束のゼロを目指すための取組を検討すべき。
○ 今後、グッドプラクティスを横展開し隔離・身体的拘束をいかに減らすかに取り組むことは重要なことではあるが、日本が隔離・身体的拘束が
多いと言われる原因を究明した上で今後の対策が考えられるべき。
○ 切迫した問題であり、不適切な身体拘束をゼロにする取組が重要。ソフト面にとどまらず、行動制限に関する告示の改正が必要。
○ 身体的拘束ゼロプロジェクトを実施している病院での知見を推進していきたい。
○ 摂食障害のように、精神科かつ身体科での治療が必要な患者の行動制限の在り方についてどうしていくのか整理してほしい。
(家族支援)
○ 精神保健福祉法等の法律に家族支援を位置付け、本人支援とともに家族支援体制を作っていく必要がある。
○ 子どもの支援には、家族全体を支援する視点も必要。ヤングケアラーの問題やいじめも含め幅広いメンタルヘルスの問題を考えていきたい。
(精神医療審査会)
○ 精神保健福祉センターが事務局を担っているが、マンパワーや財政面で難しい状況にある。
○ よりバランスがとれるよう、委員の構成を医療、法律、福祉各1名に見直すことや、マニュアルの運用状況などの検討をお願いしたい。
(その他)
○ 精神科に頼らなければならない切迫した状況で、行きたくない、怖い、と思わせないような安心して頼れる精神科医療であってほしい。
○ 学校教育で精神保健福祉の正しい知識を伝えていくことが重要であり、その中で公認心理師も含めて多様種で関与していきたい。
○ 日本は行政インフラがしっかりしていることが強みであり、その中で課題を考えていくことが必要。

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