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資料1_第7回検討会における主なご意見 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42542.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第8回 8/21)《厚生労働省》
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2. 今後、日本の各地で離島・へき地がどんどん増えてきて、医薬品の提供体制が重要にな
ってくると思うが、検討の前提の一つとして、通常の毎月飲んでいる薬(例えば血圧の
薬とか糖尿病の薬等)など時間的に余裕があるものの提供体制と、急に具合が悪くなっ
て、入院は必要ないほどで自宅にいる場合を峻別して議論を進めるべき。通常の場合は、
ある程度時間的に余裕があるので、例えば薬が無くなるぎりぎりに受診するのをやめて、
3日4日余裕があるうちに受診してもらって提供すればよく、そうでない場合に、どの
ような工夫があるのか、どのような特例が認められるのかを考えていくべき。
3. 体制をつくるという意味では、人や物についてどういう準備をしておくかということが
一番必要。緊急時においては、必要な医薬品を地域ごと、患者ごとで準備することが必
要で、その情報を常にアップデートしておく体制というものが重要。そのためには、顔
の見える関係をしっかりつくっておき、連携が取れているということが重要。
4. 緊急時に必要な薬をどこかが備蓄・準備しておかなければいけないという観点からする
と、余剰の医薬品を誰かが持たなければいけないという考え方になり、効率面から考え
ると医薬品を常に持っている薬局が持っていくべきであり、どこの薬局がどのように備
蓄しておくのか、準備しておくのかについて地域で協議することが重要であり、その情
報も含めて常日頃から連携を取っておくことも必要。
5. 平時のときと緊急時を含めて、対応を考える必要があるが、物や資金に限りがある中、
体制整備にはそれなりのコストがかかり、誰かがそのコストを負担しなければいけない。
これを認識した上で議論し、絵空事にしないことが非常に重要。
6. 地域で関係者がしっかり協働しながら、これから実効性のある体制を構築していくと思
うが、体制がつくれない場合や薬局がない地域については、今後、具体的に検討される
ものと考えている。その際、厚労科研の研究結果ももう少し詳細に踏まえて、解決策を
議論していただきたい。
7. 例えば、離島で頻回に対応するような状況であれば、本土の病院でしばらく診るという
対応を取ることもあり、決して離島にだけ医療を任せておくということはない。日常の
環境の中で適切に診て、必要があれば高度医療が受けられるところが対応していくこと
が現状であり、事象の頻度や状況を考慮して対応を検討することが必要。

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