よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料2_第1回~6回検討会における主なご意見 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42542.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第8回 8/21)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

して入っていてもよいと考える。
10.薬局の「機能」と「役割」は異なるものであり、
「役割」については薬剤師の教育や研修
支援も含まれている。「機能」と「役割」を整理して考えることが重要。
11.「無菌製剤処理」について、地域における需要や、現状でその地域の無菌調製の機能を
備えている薬局数が足りているのかということについて、国や都道府県など行政が検証
してみるのがよいのではないか。特に大都市部での薬局の現状を考えると、薬局の面積
が狭い中で無菌調剤の設備を設置するのが難しいというケースも多いと考えられる。ま
た、無菌調製ができても、調製した後の輸液を保管する場所がない場合があるというこ
とも聞いており、それを補完する薬局と連携すること等も含めて検討してはどうか。
2.地域連携薬局の役割・機能について
1. 医療用麻薬の調剤について、既に8割程度の薬局は麻薬免許を持っており、薬局間譲渡
について、トレーサビリティーをしっかりした上で可能とするなどの対応がなされてい
るため、地域連携薬局の基本的な機能としてよい。一方で、麻薬の種類が増えており、
薬局の金庫が大きくなり廃棄となるものも多くあり、廃棄の金額も大変な金額になって
いることから、こうした課題も併せて議論していただきたい。
2. 地域連携薬局は、医療機関との情報連携、入退院時や在宅対応の連携など、住民という
よりは患者を中心としたものとした制度であることを理解する必要がある。
3. 「無菌製剤処理」について、
「自薬局又は連携先の薬局で実施」ということで、連携先の
薬局で実施するのは、緊急時や夜間、日曜・祝日に(無菌製剤処理した)麻薬を迅速に
払い出せるのか課題が大きい。もちろん、スペースの問題やいろんな問題で地域連携薬
局の基本的な機能にするのは非常に難しいと思うが、今後、在宅が進む中で必ず出てく
る課題であり、問題が出る前に地域で体制整備をしておく必要があると考える。
4. 地域連携薬局において、麻薬の備蓄数や時間外対応、在宅対応の患者数からみた勤務薬
剤師数が十分でない場合があり、地域の実状に応じた対応ができることについて努力義
務のような規定があった方がよいのではないか。
5. 医療機関との情報共有について、調剤とか服薬指導のレベルもあるが、このようなレベ
ルの役割は「個々の薬局に必要な機能」に含まれているのではないか。
6. 地域連携薬局と名乗る以上は、普通の薬局における調剤や服薬指導のレベルを越えてよ
り一歩医療機関に近づき情報連携して患者の薬物治療を見るような高い機能が備わって
いてほしいと思うので、図中でもわかるように示していただきたい。
7. 地域ごと(一次医療圏)に、地域連携薬局以外に、特に必須となる機能を補うような薬
局の配置といった対応が薬局機能の維持に関して必要。また、要求した機能について、
実効性確保や対策強化が必要。
8. 地域における薬局機能を発揮させるに当たり薬局同士の連携が重要であり強調すべき。
9. 個々の患者について、退院時のカンファレンス等への参加、医療機関への情報提供を含
めて地域連携薬局で実施するのであれば、地域連携薬局が中心となって薬局間連携、医
療機関連携によりポリファーマシー対策を進めていくべき。
18