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資料2ー2:野出参考人提出資料 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24877.html
出典情報 循環器病対策推進協議会(第7回 3/30)《厚生労働省》
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COVID-19関連心障害に関する調査研究 (TRACE-COVID)
背景:最近の複数の研究において、COVID-19患者に心障害が生じていることが報告されているが、本邦におけるその頻度や実態は
報告されていない。
目的:本邦の中等症以上のCOVID-19患者における心障害の頻度およびその特徴を記述する事
デザイン:多施設前向き観察研究(国内15施設程度を予定)
研究組織:日本循環器学会、日本呼吸器学会、日本医学放射線学会
予定登録患者数:150名
登録期間:倫理委員会における変更申請承認後から2022年3月31日まで
包括基準:日本呼吸器学会が主導する「COVID-19 後遺症に関する実態調査(中等症以上対象) 」の登録基準を満たし参加の同意が得
られた患者のうち、以下の①②③のいずれかを満たすもの
①入院中もしくは退院3か月フォローアップ時に一度でも高感度トロポニン陽性が確認されている
②入院時の値からの50%以上の上昇(入院時が測定感度以下の場合は測定感度濃度の150%の値以上)が、入院中もしくは退院3カ月
後までに記録された高感度トロポニンで確認されている
③入院中もしくは退院3か月後までに記録されたBNPもしくはNT-proBNPで、BNP≥100 pg/mLもしくはNT-proBNP ≥300 pg/mLが記
録されている
除外基準:
①入院前までに冠動脈疾患(心筋梗塞および狭心症)または心不全の既往が指摘されている
②造影MRIを行う事が適さない患者(閉所恐怖症、MRI禁忌の体内金属植え込み後、高度腎機能障害[eGFR<30mL/min/1.73m2]、ガド
リニウム造影剤に対する重篤な副作用の既往(アナフィラキシー反応)、妊婦)
方法:包括基準を満たし除外基準をみなさない患者に対して、退院3か月後に心臓MRIおよび心エコーを行う
一次エンドポイント:心臓MRIにて以下の所見のいずれかを認める事で定義される心障害の有病率
①遅延造影MRIにおいて左室または右室心筋に造影効果を認める
②左心機能低下(LVEF <50%)または右心機能低下(RVEF <45%)
③心膜の肥厚や造影効果
高感度トロポニン* or BNP/
NT-proBNPの上昇**
あり
なし

除外

*各アッセイの健常人の99パーセンタイル値以上 or 入院時の値から50%

以上の上昇

**BNP ≥100 pg/mL or NT-proBNP ≥300 pg/mL

心臓MRI評価

入院時 or 入院中 or 退院3か月後

退院3か月後

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