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資料1-3 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44135.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会(第9回 10/16)《厚生労働省》
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カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)感染症
2.課題
現在の届出基準では、
1.Enterobacter 属菌の AmpC 過剰産生+膜の透過性低下によるカルバペネム低感受性株は除外できない。
2.一部の CPE が検出できない。
本研究対象:2017年4月から2018年3月に届け出られたCRE感染症症例
CRE感染症届出症例 (n=1,681)

病原体サーベイランス登録症例 (n=740)*1
研究協力地方衛生研究所からの菌株提供による薬剤感受性検査実施症例 (n=315) *2

IPM + CMZ 基準のみを
満たす症例(N=169)

MEPM 基準を
満たす症例(N=146)

P-value

Klebsiella aerogenes

109 (64.5%)

13 (8.9%)

<0.0001

Enterobacter cloacae complex

55 (32.5%)

40 (27.4%)

0.328

Klebsiella pneumoniae

0 (0%)

40 (27.4%)

<0.0001

Escherichia coli

1 (0.6%)

44 (30.1%)

<0.0001

カルバペネマーゼ遺伝子陽性株(CgPE) による感染症症例

0 (0%)

99 (67.8%)

<0.0001

多剤耐性株*3による感染症症例

2 (1.2%)

96 (65.8%)

<0.0001

届出時点(診断から7日以内)の死亡症例

3 (1.8%)

10 (6.9%)

0.0428

N (%)

菌種

届出症例と病原体情報が突合が可能な症例
薬剤感受性検査結果が、感染症発生動向調査の届出基準を満たした症例
*3
国内で頻用されるセフェピム、ピペラシリン・タゾバクタム、レボフロキサシン、アミカシンの4剤のうち2剤以上に耐性を示す場合に
多剤耐性と定義した
(Chiaki Ikenoue, et al. BMC Infectious Diseases (2024) 24:209)
*1
*2

3