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資料2-1 薬剤耐性非結核性抗酸菌 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44135.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会(第9回 10/16)《厚生労働省》
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(参考)NTM サーベイランス体制構築に係る要点と課題

対象とする NTM

対象疾患

日本の肺 NTM 症における分離頻度 (推定):
⚫ MAC (~90%):
・M. avium subsp. hominissuis

肺NTM症:罹患率:~20/100,000人/年
治療有病率: ~40/100,000人/年
肺外 NTM 症:
主に皮膚 (M. marinum が最多)~100例/年程度
抗 IFNg 抗体陽性播種性 NTM 症 (推定~ 500例)
院内感染(呼吸管理、SSI、ICU、NICU)
※ 環境細菌が多いことから、コンタミネーションを否定
する必要がある

・M. intracellulare
・M. chimaera
⚫ MABC (3-5%):
・M. abscessus subsp. abscessus
・M. abscessus subsp. bolettii
・M. abscessus subsp. masiliense
⚫ M. kansasii (1-2%):
その他(ヒトでは約30菌種:未同定菌含む)

菌種同定検査
菌培養同定率が低い、同定に 2-8 週間
PCR (MABC 亜種鑑別検査は保険収載申請中)
質量分析装置
ゲノム解析
専門医療機関以外は結核菌の否定試験のみ
⇒ 同定はほぼ検査会社への外注

対象患者
診断:
肺 NTM 症診断基準(結核・非結核性抗酸菌症学会)
※ 肺外 NTM 症の診断基準はない
治療開始の有無:菌種、排菌、気管支拡張症、空洞、
基礎疾患、忍容性
再感染・再燃、難治性:薬剤耐性(マクロライド耐性)
抗 IFNg 抗体陽性播種性 NTM 症
アウトブレイク:院内感染、ヒトーヒト感染可能性

薬剤感受性検査
CSLI M24 3rd ed (2018)、CSLI M24S 2rd ed (2023) に準拠したブロスミック SGM およびブロスミック
RGM(極東製薬)が保険適応
6
=統一された試験方法確立済、ただしブレイクポイントの設定のない薬剤もある
MA-Immunol-NIID