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資料2-2 薬剤耐性ピロリ菌 (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44135.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会(第9回 10/16)《厚生労働省》 |
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( 参 考 ) 臨 床 検 査 に お ける 現 状と 課 題
• ピロリ菌の培養ならびに薬剤感受性検査を実施している医療機関が少ない。
・2024年の改訂 H. pylori 感染の診断と治療のガイドラインでは、除菌治療前の感受性試験を
強く推奨している(推奨の強さ;強い(合意率:強い推奨 77.3%)エビデンスの確実性;A)
・多くの医療機関では菌の培養検査や薬剤感受性検査を実施せず、尿素呼気検査など簡便な
検査を採用している。
(ピロリ菌の薬剤感受性試験が保険適用として認められない地域がある。また胃内液を用いた核酸増幅法によるクラリスロマイシン耐性遺伝
子の診断が保険点数として認められていない。)
• 薬剤感受性試験の標準化および精度管理の実施が必要である。
・ピロリ菌の薬剤感受性試験法において、CLSI では寒天平板希釈法が標準法とされている
が、多くの医療機関ではより簡便な微量液体希釈法あるいは E-test 法が用いられている。
・日本ヘリコバクター学会が実施したサーベイランスにおいて、試験法の違いにより結果が
ばらつくことが明らかになった。今後これらの標準株を用いて(※)試験法による結果の差
を考慮した精度管理が必要である。
※ これまでに学会と研究班で精度管理用の標準株を作成した(H30-R2 杉山班、R3-5 柴山班、R6-8 林原班)
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• ピロリ菌の培養ならびに薬剤感受性検査を実施している医療機関が少ない。
・2024年の改訂 H. pylori 感染の診断と治療のガイドラインでは、除菌治療前の感受性試験を
強く推奨している(推奨の強さ;強い(合意率:強い推奨 77.3%)エビデンスの確実性;A)
・多くの医療機関では菌の培養検査や薬剤感受性検査を実施せず、尿素呼気検査など簡便な
検査を採用している。
(ピロリ菌の薬剤感受性試験が保険適用として認められない地域がある。また胃内液を用いた核酸増幅法によるクラリスロマイシン耐性遺伝
子の診断が保険点数として認められていない。)
• 薬剤感受性試験の標準化および精度管理の実施が必要である。
・ピロリ菌の薬剤感受性試験法において、CLSI では寒天平板希釈法が標準法とされている
が、多くの医療機関ではより簡便な微量液体希釈法あるいは E-test 法が用いられている。
・日本ヘリコバクター学会が実施したサーベイランスにおいて、試験法の違いにより結果が
ばらつくことが明らかになった。今後これらの標準株を用いて(※)試験法による結果の差
を考慮した精度管理が必要である。
※ これまでに学会と研究班で精度管理用の標準株を作成した(H30-R2 杉山班、R3-5 柴山班、R6-8 林原班)
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