よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


「医師偏在対策」等についての提言 日本病院会 (2 ページ)

公開元URL
出典情報 「医師偏在対策」等についての提言(11/19)《日本病院会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

務時間もフルタイムもあればパート的な働き方もあるといった選択が
できる仕組みを構築するとともに、複数の医師で対応できるように工夫
し、マッチングする協議体等の存在が重要ではないか。
3)若年、中年層を対象
○医師少数地域で働くことが地域医療支援病院の管理者要件になってお
り、その対象病院の範囲拡大の案が謳われているが、管理者要件よりも
専門医資格の更新におけるインセンティブにした方が効果はあるので
はないか。
○特に若者はワークライフバランスを重要視するため、そこにインセン
ティブを付与する対策が必要ではないか。
日本臨床外科学会による 2020 年度実施の若手外科医へのアンケート
調査結果によれば、多くは家族のための時間を確保したいと考えており、
具体的には、一週間程度の連続休暇、子供の入学式・卒業式、出産の立
ち合い等、こうした具体的なことに、職場の雰囲気から申請できないと
いったことのないように、普通に対応できるようにすべきではないか。
その際は、不在となった医師の業務を相互補完できる対策も同時に行
う必要がある。
2. 「開業等の規制、営利・非営利の問題」について
○多くの若手医師が美容外科に流れ、病院の医師不足の要因になっている
ことが大きな問題で、営利主体の自由診療を規制すべきではないか。
○美容外科については、2 年間の臨床研修修了後にそのまま自由診療の美
容医療の分野に進む、いわゆる「直美」が増えている。医師養成には国
費が投資されており、国民の医療を守ることが前提となっていることを
踏まえれば、一定期間、保険診療に従事させる等、何らかの規制、対策
が必要ではないか。
○医療法第 7 条第 7 項では、病院、診療所および助産所について、提供す
る医療の非営利性を求めているが、営利を求めていると思われる美容外
科は医療法に抵触しないのか。
○医療・介護における営利、非営利の問題について、抜本的な法改正を含
めた見直しが必要ではないか。
3. 「教育」について
1)高年層を対象
○いわゆるメスを置いた医師等のベテラン医師が、キャリアチェンジに伴
2