よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


「医師偏在対策」等についての提言 日本病院会 (3 ページ)

公開元URL
出典情報 「医師偏在対策」等についての提言(11/19)《日本病院会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

い、医師少数地域で最も求められる総合診療能力・技術を得られるリカ
レント教育の体制整備が必要で、そうした医師が「かかりつけ医機能」
の一翼を担えるようにすることが重要ではないか。総合診療に関する
「専門医」を育成することは現状、必ずしも順調に進んでいるとは言え
ないことを踏まえ、専門医育成とは異なる方法にも目を向けるべきであ
り、その観点から、医師の「キャリアアップ」の一環として育成してい
くことが肝要ではないか。
2)中年後期の層を対象
○リカレント教育について「中堅以降医師への推進」が示されているが、
中堅医師は最も忙しいため、中堅を含まない、もう少しベテランになっ
た医師を対象とする方が良いのではないか。
3)若年層を対象
○医師少数地域で働くことの意識を涵養するには、養成課程に入る前の
教育も必要ではないか。
4. 「データ」について
○対策を検討するためには、地域別、診療科別の必要医師数を示す必要が
あるのではないか。
○現在の「医師偏在指標」は対象地域に勤務する医師の肌感覚と乖離があ
る。よって、「多い・少ないについての考え方」、「多数区域と少数区域
を把握する範囲」および「算定方法」の見直しが必要ではないか。
5. 「インフラとしての医師」について
○風潮として、国は医師を重要なインフラとして考えていないのではな
いか。前提として、医師を国の資産、人財として捉えたうえで検討を開
始しないと本質的な改善に繋がらないのではないか。
6. 「診療報酬」について
○医師少数地域で最も求められる総合医による診療を主軸に病院の運営
を行っても、診療報酬で適切な収入が得られない仕組みになっている。
「診療報酬」と「望まれる体制」が結びついていないため、その是正が
必要ではないか。
7. 「関係機関の連携について」について
○厚生労働省の資料によれば、医師少数地域等で勤務する理由の上位に
「大学医局の人事異動」と、都道府県が主体に行う奨学金貸与について
「一定期間、地域で勤務することを要件とした奨学金貸与の義務履行」
3