データ結合・分析で困った事例５

データの利用環境に関する制約が大きい
• データ結合を試みた目的

–いろいろな政策評価・医療の質評価

• 結合対象となったデータ
–医療・介護系データ

–データ結合で困った状況

–それぞれのデータベースに何がどのような形で格納されているかの情報が標準化され
た形で公開されていることが少ない。また、地方厚生局の医療機関の情報など、データ
が公開されていても地方によってフォーマットが異なり収集に手間取る場合がある。
–徐々に利用可能なデータベースが増え、一部クラウド上での分析も可能となってきてい
るが、クラウド上でのデータベース構築が研究者に任されている場合もあり、そもそもク
ラウド上での分析が許されない場合もある。そのため、分析環境の構築自体がデータ
分析のボトルネックとなっている。

–困難克服に必要な手立て

–長期的には、海外のように多くのデータが結合済みデータとなり、クラウドからの二次利
用可能で、標準化されたデータ情報も入手可能な状況が望ましい
–短期的には、できるところから、結合IDを付け結合を可能とし、二次利用を容易にする
Japan Health Economics Association (JHEA)