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資料2 令和7年度事業について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46575.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第19回 12/11)《厚生労働省》
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高齢者事業における今後の取組みについて(案)
現状と課題の整理
○ 高齢化が進む中で、薬物有害事象が問題となりやすい高齢者の薬物療法の適正化(ポリファーマシー対策)はます
ます重要な課題となっている。
○ ポリファーマシー対策を推進するため、厚生労働省では、高齢者医薬品適正使用にかかる事業の中で、これまでに
指針や医療機関や地域においても活用できる手順書を作成し環境整備を進めてきた。
○ またポリファーマシー対策は、詳細な薬剤情報だけでなく症状や日常生活動作(ADL)等の様々な情報に基づく評価
が必須であり、多職種が対策の重要性の認識を共有し、連携して取り組むことが重要である。しかし、対策の効果に
ついて、十分なエビデンスが創出されておらず、強固な共通認識が醸成されない課題がある。
○ この対応策として、令和6年度事業では2つの取組を進めている。1つ目の取組はレセプトデータを分析すること
でポリファーマシーの改善状況を測る指標を把握することを目的としたもので、2つ目の取組は希望する一部の地域
(都道府県)を対象として、地域ポリファーマシーコーディネーターや薬剤調整支援者の設置運用など、手順書に定
めたポリファーマシー対策を試行し、普及啓発することを目的としたものである。

今後の取組みの方向性(案)


令和7年度は、より強固なポリファーマシー対策業務の効果に係るエビデンスの入手を目的として、ポリファーマ
シー対策について一定の普及・啓発がなされた地域(都道府県)において、実務的な内容を含めたより一層のポリ
ファーマシー対策業務の推進を図るとともに、令和6年度に得られた指標の検証等を行うための調査を実施してはど
うか。



具体的には、例えば以下のような調査を実施してはどうか。
・令和6年度に得られた指標について、地域での普及啓発や手順書の導入等を行う前後(令和5年度以前と令和6年度
以降)でどのような変化があるのかを調査
・ポリファーマシー対策を実際に行った医療従事者等や患者に対して、どのような変化(薬物有害事象の減少、服薬
アドヒアランスの改善等)があったかを調査
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