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資料3-11 和田先生提出資料 (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第79回 4/6)《厚生労働省》 |
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2022 年 4 月 6 日
2021 年の夏期の感染拡大が収束に至った要因に関する
学際的な研究からの見解
阿南英明、今村顕史、太田圭洋、岡部信彦、押谷仁、尾身茂、釜萢敏、小林慶一郎、舘田一博、田中幹人、谷口清州、中島一敏、仲田泰祐、西田淳志、前田秀雄、脇田隆字、和田耕治
【はじめに】
○昨夏の感染拡大の波(いわゆる“第 5 波”)は 2021 年 7 月初旬から 9 月末までとすると、波の後半においてこれまでの感染の波と比べても急速で、かつ、持続的な収束に至った。
〇感染拡大が収束に至った要因については複合的なものが考えられる。これまでも、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードでも複数回にわたって話題にした。研究者が、疫学的手法に加え、シミュレーションや AI など様々な方法で分析を行い、発表をいただいた。しかし、研究の対象や方法の違いもあり、全体を俯瞰した見解をとりまとめることは今後の対策のためにも必要と考えられた。
○これまでに公表されたデータをもとに、第 5 波が収束に至った要因に関して学際的に研究成果を総合的に評価し、見解としてとりまとめた。なお、これまでの流行において都市での感染拡大が地方への波及していたことから、特に都市を対象にしたデータを取り上げている。
【第 5 波が収束したと考えられる要因】
(1)免疫の獲得(ワクチン接種と自然感染)
(2)感染拡大時の接触機会の減少
(3)その他
(1)免疫の獲得(ワクチン接種と自然感染)
〇ワクチン接種及び自然感染による免疫の獲得が感染者数の減少に寄与した。
10 月 22 日までのワクチン接種の進み具合について、東京都のデータでは全年代
において 7 割を越える接種率が確保されている。第 5 波に重なるように接種が急速に実施されていた(図 1)。
○ワクチン接種により、発症予防効果について 1 回目接種 14 日以降で 76%、2 回目接種 14 日以降では 95%と示された(図 2)。
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2021 年の夏期の感染拡大が収束に至った要因に関する
学際的な研究からの見解
阿南英明、今村顕史、太田圭洋、岡部信彦、押谷仁、尾身茂、釜萢敏、小林慶一郎、舘田一博、田中幹人、谷口清州、中島一敏、仲田泰祐、西田淳志、前田秀雄、脇田隆字、和田耕治
【はじめに】
○昨夏の感染拡大の波(いわゆる“第 5 波”)は 2021 年 7 月初旬から 9 月末までとすると、波の後半においてこれまでの感染の波と比べても急速で、かつ、持続的な収束に至った。
〇感染拡大が収束に至った要因については複合的なものが考えられる。これまでも、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードでも複数回にわたって話題にした。研究者が、疫学的手法に加え、シミュレーションや AI など様々な方法で分析を行い、発表をいただいた。しかし、研究の対象や方法の違いもあり、全体を俯瞰した見解をとりまとめることは今後の対策のためにも必要と考えられた。
○これまでに公表されたデータをもとに、第 5 波が収束に至った要因に関して学際的に研究成果を総合的に評価し、見解としてとりまとめた。なお、これまでの流行において都市での感染拡大が地方への波及していたことから、特に都市を対象にしたデータを取り上げている。
【第 5 波が収束したと考えられる要因】
(1)免疫の獲得(ワクチン接種と自然感染)
(2)感染拡大時の接触機会の減少
(3)その他
(1)免疫の獲得(ワクチン接種と自然感染)
〇ワクチン接種及び自然感染による免疫の獲得が感染者数の減少に寄与した。
10 月 22 日までのワクチン接種の進み具合について、東京都のデータでは全年代
において 7 割を越える接種率が確保されている。第 5 波に重なるように接種が急速に実施されていた(図 1)。
○ワクチン接種により、発症予防効果について 1 回目接種 14 日以降で 76%、2 回目接種 14 日以降では 95%と示された(図 2)。
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